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2009年6月25日 (木)

海からのおたより2009年6月

      ー 持ち込まれた貝ー

 梅雨の晴れ間、千葉ポートパークを歩いてきました。潮が満ちてきた波打ち際をなにかおもしろいものはないかと歩いていると見慣れない貝を見つけました。殻かな、と思っていたら生きているコタマガイでした。
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コタマガイはアサリに似ていますが平べったく、表面がアサリよりつるつるしています。本来は九十九里浜のような外海の砂浜にいる貝でポートパークのような内湾の干潟にはいない貝です。だれかが海に返してあげようとほかから持ちこんだに違いありません。ここにいてはいけない貝なので持ち帰ってきました。

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 先日は館山の海岸で外来種のホンビノスガイの生きた貝を2度ほど同じ場所で見つけました。その貝も館山にはいない貝なので持ち帰ってきました。もしかしたらこちらは小さい貝だったので売り物にならない貝を海に捨てたのかもしれません。(近くの店をのぞいてみたらホンビノスガイが売られていました。)館山湾でももしかしたらホンビノスガイはすでにすみついているのかもしれません。実際東京湾の奥の三番瀬で繁殖したホンビノスガイは東京湾の外側に向かってどんどん生息域をひろげています。
 コタマガイもホンビノスガイも貝自身は悪くはありません。「かわいそうだから海に逃がす」、のはいきものにやさしいようですが間違った行為なのです。食べないのなら持ち帰らずにそのいきものがいた場所にすぐに返してやりましょう。人の手でその場所に本来いない生物を移動させることは生態系を乱すのです。ささいなことですが「おうちにかえしてあげる」のはたいせつなことです。

   どんぐりつうしん変集長 谷口優子

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コメント

相模湾には生活サイクルが異なるムシロガイが2グループ棲息しているそうです。
1つは昔から相模湾にいる固有種、もう1つはアサリを蒔く際に混じっていたものが定着したものではないかと。
こういう場合、時間の経過とともに1つのグループは駆逐されるそうですが、それは昔からいたほうになってしまうとか。
困ったものです。

固有種が消えてしまうのはなぜでしょうか。生物の世界も人の世も共存することなくやがて駆逐されてしまう「昔からのもの」。
常にいきものは「強さと勢い」がないと生き残れないなあとインフルエンザをみて思うのでした。

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