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ぼくのネコにはウサギのしっぽ

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「ぼくのネコにはウサギのしっぽ」
 朽木祥・作
片岡まみこ・絵
学習研究社 本体1200円




 表題はネコのはなしですが、他に犬のはなしが2編はいっています。雑誌で以前発表されていたものが書籍になって出版されました。雑誌で手頃に読むのも良いのですが、雑誌は重版されることがまずないので、書籍の形で出版されると読み継がれていく可能性がたかくなります。それに学校の図書室等にも入るので、いろいろな子ども、おとなに手に取ってもらえる可能性もたかくなります。
 それとあらためて挿絵の力を強く感じます。画家の絵は私は好きで、出るたびに気にする一人です。特にネコはいわゆるかわいいと、ひとくちでくくれない様子があります。今回のこの本の中の3つの物語にでてくるいぬ、ねこはいわばちょっとばかり落ちこぼれ、それを落ちこぼれとしてしまう今の社会に問題があるのですが、外見が変わっていたり、すこしトロかったり、おくびょうだったり、横並びを要求される今の社会のなかで生きていくのはきびしいのです。これはいぬやねこのはなしにしてありますが、そのことを誰よりも強く感じているのは子どもたちです。でも、子どもたちは自分の無力も知っていますからおとなにあわせてしまいます。
 かわいい子犬だとおもってもらったのに、大きくて元気、ぼくを主人と思わないダンという犬にアイスクリームを取られて悪口をいうとお母さんは”口のきけないものや自分より小さい相手に、意地の悪いおこり方をするんじゃありませんP32”とぴっしゃりいいます。一方ダンにも”ダン、かんちがいしない!”とこれもまた、ぴっしゃりといい、ダンのいぬとしての習性をぼくに説明します。こんな言葉をさりげなくいれている作者の考え方が私は好きです。それでいて作者のまなざしはあたたかい。表紙のウサギのしっぽをもったネコのまなざしは子どもたちの思いを伝えているようです。
 自我が芽生えてくる小学校高学年のこどもたちに手渡したい本です。

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復讐の誓い

Cronicles5


「復讐の誓い」
クロニクル 千古の闇5
ミシェル・ペイヴァー作
さくまゆみこ訳
酒井駒子 画
評論社 本体1800円

 次の巻がでるのに少し時間があく為に、刊行されるとあっというまに読んでしまうといわれます。なんといってもそれほど待たれるくらいおもしろいからでしょう。
 この巻でトラクはベイルを殺され復讐するためにシアジを追いかけます。オオカミのウルフとワタリガラス族の少女レン、ワタリガラス族の族長とフィン=ケディン、それにワタリガラスのリップとレックが一緒です。ベイルを殺したシアジはオーク族の魔導師で<魂食らい>のひとり、深い森の支配をもくろんでいます。深い森はトラクの生まれたところです。深い森は呪術に満ちていています。そこで暮らしている部族たちの生活の仕方、寝る、食べる、そのやり方が丹念にかかれていて、この作品をたんなる冒険物語でなく、立体的に深みのある物語にしています。
 森の火事はトラクを追いつめ、あやうく命を失いそうになります。その火事もさらわれた子どもを探しての母親の放火でした。その女はトラクを殺そうとしたのです。トラクはやっとシアジに復讐することができ、ベイルの霊は別れをつげていきますが、トラクの気持ちは晴れやかになりません。復讐するとは!この巻ではトラクの母親の秘密があきらかにされます。トラクの心をしばし平和にしたのは、レンの支えとレンへの愛、フィン=ケディンのトラクの母親をめぐっての自分の体験からきたアドバイスと誠実さ、それになんといってもオオカミのウルフのあたらしい家族でした。
 すっきりとした訳の良さでしようか。言葉ひとつひとつが丁寧にに訳されているので、知らない世界なのにあたかも現実の世界の中のように思いを巡らすことができます。最後の6巻目がはやくもまたれます。


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ロジーナのあした

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「ロジーナのあした」
孤児列車に乗って
カレン・クシュマン作
野沢佳織・訳
徳間書店 本体1400円


 時は1881年シカゴから西部行きの列車にのった22人の孤児がいました。そのなか一番大きい12歳のロジーナの話です。とはいえ、22人の孤児はみんな孤児というだけで、年齢も性格もすべて違います。共通なのはあたらしい家族?に引き取られるために列車に乗ったということでした。最初に地図が載っています。ロジーナたちが乗った列車が走った路線、シカゴから終点のサンフランシスコまで、そして、途中通った駅が一章になってひとつの大きな物語になっています。孤児たちはあいついで両親を亡くして心を閉ざしているロジーナと元気な少年たち、(最後近くあっと驚くようなことがあります。)ロジーナをたよりにする知恵おくれ?の少女、左右の目が別な方向を向いているけれど陽気な優しい少年、ロジーナたち孤児だけでなく、一緒に孤児たちの世話のために列車に乗った冷淡なドクターもなにかありそうです。ロジーナは年長だったためにドクターの手助けするようにいわれます。この旅の中には孤児の行く末を描いているだけでなく、その頃のアメリカのようすも描かれています。人種差別、偏見、開拓の大草原のなかで暮らす貧しい農民、ここではロジーナを欲しいという人に連れて行かれたのは、土手の穴蔵を住居にしている子どもがたくさんの家族、母親が死ぬともらった子どもを母親にしている家族です。この結核になった母親が自分が死んだ後ロジーナが替わりをさせられることをロジーナに話して逃げることをすすめるのです。また、花嫁募集の新聞広告で、結婚というあたらしい世界に飛び込んでいく女の人もいます。もちろん自分の土地をだまされ取り上げられた少数民族の人たちにも出会います。そして、いっしょに列車にのったドクターがどうして医者になったか、女が医者で生きていくことの困難さも、物語が後になるにしたがってはっきりしてきます。ロジーナは女でも自立して生きていくことのために新しい一歩を歩き出すのです。
 あとがきによるとこの物語は実際にあったことからヒントを、そして、作者の母方のルーツであるポーランド系の移民のことがあったとのことです。また、作者はイギリスを舞台に孤児になった少女が居場所を得て、村の産婆見習いとして生きていく、やはり自立をテーマに描かれているニューベリー賞受賞の「アリスの見習い物語」(あすなろ書房)があります。
 状況も時代背景も違いますが、ある意味では成長し自立していくのは古くて新しいこと、現代の若い人にも通ずることだと思います。たいへん読み応えのある作品です。

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おかしな おかしな おかしのはなし

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「おかしな おかしな おかしのはなし」
さいとう しのぶ
リーブル 本体1500円


 おかしなはなしシリーズの三巻目はおかしの話です。絵本というより一口童話の本です。31話、これは既に出版されている2冊と同じに新聞に連載されていたからです。すこし加筆されて、見開きで一つのおはなし、片面いっぱいにユニークな画がはいっています。でてくるのはみんな動物たちです。たとえばライオンがドーナツを目の前にして、ドーナツの穴はどこにいったのだろうと考えています。別に哲学的な意味ではありません。あなのところがあったらもっと食べられたのに!と思っただけです。たとえば、トラネコのおやこが買い物にでかけます。こどものトラネコくんはソフトクリームがほしいとねだりますが、お母さんネコはお夕飯の買い物だからダメといいます。でも何にして良いかわからないので、トラネコくんに”今日のお夕飯は何にしようか?”と聞きます。トラネコくんのすばやい答え”ソフトクリーム!
 お店に良くいらっしゃる先生の受け持ちのこどもたちは、このさいとうしのぶさんの大ファンです。
毎日ちょっと読んで子どもたちと楽しむのに最適の本とのこと、こどもたちのようすが目に浮かびます。

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タイムチケット

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「タイムチケット」
藤江じゅん作
上出慎也 画
福音館書店 本体1200円


 もしかしたら魔法使いの家系なのに、今はつまらない生活を送っている、でも活躍する時が来た!とするハリーポッターの物語のようなことはありえない、ありえない物語としても、ゲームの世界の方がもっとおもしろいといま子どもたちは思っているようです。でも一方では、いつもの世界はつまらなくもうすこし冒険がまっていないだろうかとも、子どもたちは物語のなかに期待しています。
 この物語の主人公マサオには特別の才能がありません。どこにでもいるような子どもです。趣味は数字のならぶ電車のキップを集めること、特に自分の誕生日の4月4日のキップが欲しいと思っています。平成4年4月4日は手に入れられたけれど、昭和44年4月4日はまだです。
 夏休みになり、することなくつまらないので外に出かけるとネコに出会うのですが、ネコはマサオを招くようでついていくと路地に入り込みますが、ネコはいなくなって紙が落ちていました。この物語ではこの紙切れは時間限定のタイムトラベルのキップで、マサオは思い切って2時間指定して使ってみることにします。キップを手に入れるために昭和44年4月4日を指定して。
 最初に書いたように特別の冒険がまっていたわけではなく、一般書ではよく使われるタイムトラベルしておこったこと、この場合は父親やその友人、犬、剣道教室の先生や獣医の先生など、今のマサオに関係する人たちとの出会いでした。ただ、おとなの小説と違うのは、この時間のなかでマサオは自分がいろいろの人たちのつながりのなかで生きていると気がつくことです。マサオはすこし成長するのです。え!キップは手にはいったか?それは読んでみてください。

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龍の腹

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「龍の腹」
中川なをみ作
林喜美子・画
くもん出版 本体1500円


 日本では鎌倉時代、この物語の舞台の中国では南宋時代の末期、太郎の父は博多で反物を扱う大店の主だったが、焼き物特に青磁をつくりたいとの願いから、店をたたみ宋に行くことにします。親しくしていた宋の貿易の豪商である謝国明の力添えで、商いの船に乗せてもらい龍泉の窯元についた太郎には思いもかけないことがまっていました。龍泉には名前の通り小高い丘に横幅が1丈(およそ3メートル)長さが22丈(およそ66メートル)もの登り窯がいくつもあり、そこで太郎は希龍という名前に変わります。それだけでなく、父親はここで願いの陶工になるという希望が受け入れられないと知ると、太郎=希龍を陶工にするために置いて行ってしまいます。父の野望に翻弄され、知らない所でひとりになった希龍はさまざまな人と出会います。政治の動乱のなかで、必死に生きていく陶工やそれにつらなる人々、争乱のなかで生まれた家名ゆえに死んでいく幼い武将、なんとか這い上がっていこうとする若者、志がかなうことなく挫折していく人々のなかで、希龍は生きることや働くことについて考えていきます。希龍を捨てるように置いていった父親は、願いの陶工になることなく死んでしまっていました。希龍は桃花と生を共にし、央育の父親になり、三人で龍泉に戻り陶工として生きていく決心をします。日本の土で誰もが使う雑器をつくりたい、桃花は日本の草木で体を元気にする染めを、二人の新しい生活がはじまります。
 中国が舞台なので少しわかりにくいところもありますが、はじめは自分の意志ではないけれど、焼き物に魅せられ、青磁の美を求めていくなかに陶工として自立していく、人間として成長していく物語は若い人に訴えかける力があります。
 

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ジョニーのかたやきパン

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「ジョニーのかたやきパン」
ルース・ソーヤー文
ロバート・マックロスキー絵
こみやゆう訳
岩波書店 本体1600円


 ちょうど今頃読む機会の多い「かもさんおとおり」などの作者マックロスキーの絵本、こんな絵本が残っていたとは、とてもうれしくなりました。お話は「おだんごぱん」や「しょうがパンぼうや」「パンはころころ」のような形をとっています。老夫婦のもとで働いているジョニーはいつも口笛を吹いているような陽気な子です。ぶつぶつ不平を言いながらも気の良いおじいさん、いつもうたを歌って働いているおばあさんと元気なジョニーはそれなりに平和に暮らしていたのですが、飼っている動物たちがキツネたちにさらわれてしまいます。しかたがないのでジョニーはお払いばこ、いろいろの物をもらって家をでました。ところが担いでいた包みのなかからかたやきパンがころげだして、追いかけるジョニー、それだけでなく途中で動物たちも一緒についてきます。そして、なんと着いた所はもとの家でした。
 この物語はマックロスキーの妻の母親、ルース・ソーヤーはストーリーテラーでもあるので、とてもリズムがあってかたやきパンのころがるようすがよく書かれています。絵は赤茶とブルーがかったグレーが基調になっていて、アメリカのたくましい大地の匂いがします。そして、主人公のジョニーはもちろんのこと、老夫婦や動物たちの愉快な表情がこの絵本を楽しくしています。マックロスキーの本は渡辺茂男さんが訳していらっしゃったのですが、こんどは訳者も若返りました。子どもたちとぜひ読みたい絵本です。

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トン・ウーとはち

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「トン・ウーとはち」
小風さち作
小野かおる絵
講談社 本体1500円




 朝、眠くて眠くてしかたがないいたずらトン・ウーは、ねぼけまなこで母親にせきたてられてお寺に行きます。はしらのかげに大きなハチの巣を見つけて、木の枝でたたいて逃げ出します。その巣には何百年も生きているハチがいて驚いたのなんの、怒り、犯人を捜しに台所にいたトン・ウーに聞きます。トン・ウーたらとぼけて、ただではだめだから何かおもしろいことをしてくれればと答えます。ハチはお経をよみ、トン・ウーはばけものの魚のしわざと教えます。でも、ちがいました。ハチはまた聞きにきます。トン・ウーのとぼけた嘘をまじめに受けるハチ、お話は昔話風のくりかえしと言葉のおもしろさ、画は踊ったり、歌ったり、色っぽいようすのハチと魚、鳥、龍、化け物にちかい迫力のあるものたち、文と画がとてもバランスのとれたおもしろい絵本です。
もちろんトン・ウーのうそはばれて、ハチにこらしめられ喉ちんこが見えるくらい大泣きしたあと、けっしてハチの巣は叩かなかったし、ハチはその後も長生きしたということです。”おしまい”


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自然は不思議で美しい

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「たま、また たま」
星川ひろ子・星川治雄
アリス館 本体1300円




 
 自然の造形の美しさにうたれることがあります。一体だれがこんなに不思議に造ったのでしょう。
たとえばこの絵本の表紙のシャボン玉は、科学的にいうと表面張力のなせる技だということですが、それだけではない、もっと神秘的なものを感じてしまいます。シャボン玉はふわりと浮いて、転げて水玉に、まるはまるで変わっていきます。タンポポの丸い綿毛、ふわふわ風に吹かれてあなたのところにもいきます。裏表紙ではびっくりして丸まっているハリネズミとアルマジロ、ちょこんと顔の一部がみえます。
 星川さんご夫婦の写真は息の合ったコンビでいつもとてもきれいです。鮮明できれいに撮れているというだけでなく、自然に対してのお二人の目線が感じられます。自然は驚きでいっぱい、自然に対しての敬虔な思いがよく表現されています。

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海からのおたより2009年5月-2

   つぶ貝のはなし

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 連休に函館に行ってきました。朝市にはたくさんの海産物が並んでいました。ぜひ、つぶ貝を食べたいと思っていたのでさっそく露店で注文してみました。みごとなエゾボラのつぼ焼きです。殻に穴があいています。貝はプッチンプリンと同じ要領で内臓ごと一度取り出します。つぶ貝は「あぶら」と呼ばれる唾液腺にテトラミンという毒を持つのでふつう取り除いてからお客さんに出されます。殻は大型ですがとても薄い貝です。やわらかくて甘みがあり、とてもおいしかったです。

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 千葉市のスーパーの鮮魚コーナーでもつぶ貝を見かけました。これは「北海道産のヒモマキバイ(灯台つぶ)」です。「つぶ貝」といってもエゾバイ科の貝の総称で1種類ではありません。よく剥き身でお刺身用に売っていますがおそらくそれは「磯つぶ」と呼ばれるエゾバイだと思われます。(千葉の駅ビルで買いました。これはつぼ焼きの半額480円でした。)
 つぶ貝は北陸から東北、北海道では人気のある貝ですが埼玉出身のわたしにはあまりなじみがなかった貝です。鮮魚コーナーでちょっと気にしてみてください。

どんぐりつうしん変集長 谷口優子

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あめ ぽぽぽ

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「あめぽぽぽ」
ひがし なおこ・さく
きうち たつろう・え
くもん出版 本体800円




 長い日本列島は沖縄ではもう梅雨にはいっています。関東はまだなのですが、梅雨のようなお天気です。梅雨も昔はしとしと、じとじとという感じでしたが、いまはすぐ土砂降りの豪雨になって、晴れると暑い、極端なお天気になります。
 雨の音ってどんなでしようか?降る雨にもいろいろな音があります。物にあたれば音も違うし、地上にあたればそれも違う音がします。
 男の子が黄色いレンコートを着て、黄色い傘をさしてママとおでかけです。あめがぴとぴとぽとん、と降ってきました。そして、雨にも顔があります。この絵本ではしつかり降ってくる雨には顔がありません。ぽとぽとぽと地上に降りおりてくると雨粒でなくなるので顔はつかないのでしょう。ざあざあざあ、たたきつけるような雨脚、でも、男の子はママとの帰り道、雨があがりました。きらきらきらと光が輝いてきます。
 作者は歌人、豊かな日本語つかっての、幼いこどもの絵本になりました。もちろん声にだして読みましょう。黄色が効果的につかわれています。


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海からのおたより5月

 5月の海の植物たち

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 初夏のさわやかな潮風を受けながら海岸を歩いてきました。南房総は照葉樹が多いのでちょっと遅めの新緑がとてもきれいです。
 海岸通りに甘いジャスミンのような香りが漂っていました。スイカズラ(吸葛)です。咲き終わるころになると花が黄色くなるので「金銀花」とも呼ばれます。花を引き抜いて吸うと甘い蜜が吸えるところから由来するようです。おもしろい形の花をしています。砂浜に降りるとハマヒルガオが咲いていました。野に咲くヒルガオにくらべて花はやや大きく葉はハート型です。つやつやしている葉は水分の蒸発を防ぎ、潮風に耐えます。茎は砂地を這っていて根はとても深く、なかなか引っ張っても抜けません。可憐な花ですがとてもたくましい植物です。こちらはハマエンドウ。さやえんどうにくらべて全体に大きいです。赤紫の花がとても浜辺では目立ちます。
房総半島南端の平砂浦(へいさうら)という6キロ続く浜ではたくさんの海岸植物を見ることができます。波打ち際では黒潮にのって流れ着いた椰子の実が拾えました。特産のびわも出回ってきました。これからの季節、南房総は最も輝きます。

どんぐりつうしん変集長 谷口優子

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ひとり ひとり

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「ひとり ひとり」
谷川俊太郎・詩
ふくだとしお・絵
成美堂出版 本体1400円



人はひとりひとりからはじまります。そして、ひとりひとりで生涯を終えます。ひとりひとりといっても、あとがきに詩人が書いているように、自立と孤立は違います。また、画家が書いているように違った物同士が集まってこの地球をつくっているのです。
 詩は「すき」(理論社)が初出、それに画家が植物の絵を描きました。9編の緻密な植物の絵はデザイナーが描いた絵らしく、美しいけれどちょっと不思議な植物が描かれた詩の絵本になりました。。それがこの詩の宇宙的ひろがりを良くあらわしています。
 (実用書の出版社からでたのでちょっとびっくりです。)


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うえから読んでも したから読んでも

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「さかさことばで うんどうかい」
 こどものとも5月号
西村敏雄 作
福音館書店 本体390円


 千葉市の市立小学校、中学校では運動会が花盛りです。この前の土曜日、今週の土曜日がほとんどです。昔は春は小運動会、秋は大運動会があったのですが、2期制になってから春一回、秋は他の学校などとスポーツ大会のようなものがあります。
 この絵本は動物たちの運動会の様子が描かれています。動物たちがいろいろ競うのですが、ちょっとちがってそれだけではありません。書かれている言葉がおかしい、絵にあわせて愉快な言葉が書かれています。たとえば、最初の競技はパンくい競争、「ぞうくんくうぞ よう くうよ ぞうくん ぱん くうぞ」このプログでは縦書きでないので、左から読んでも右から読んでも同じ、つまりさかさことば回文です。絵本に登場する動物たちの楽しいこと、絵と文がいっしょに何倍もおもしろくなっています。声に出して読んでみましょう!ところで、だれが勝ったのでしょうか。裏表紙にはかめが三匹「わたし まけましたわ」

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いそっぷのおはなし

Aesop


「いそっぷのおはなし」
降矢なな絵
木坂涼 再話
グランまま社 本体1600円

 この絵本の表紙は迫力がいっぱいのきつね、いつもの降矢さんのきつねではありません。降矢さんの絵本にはよくきつねがちょっこっと描かれていたりして、こどもたちはすぐ見つけます。画面のなかでちょこちょこと遊んでいたりします。でも、この絵本のきつねはなかなか強かです。きつねだけでなくでてくる動物たちはどれもなかなかな強者、ちょっとおろかな動物でも元気で迫力があります。中表紙のきつねがなにやらぐつぐつと煮ていて、しかも舌なめずりをしながらきつねはなにやらかき混ぜています。おなじみの「いそっぷ」のお話が9編はいっています。一つのお話が見開きいっぱいで描かれています。画家の降矢さんの描き方だけでなく、再話をしている木坂さんのいそっぷなのだと思われます。作家と画家の息のあった絵本になりました。
教訓ぽいお話が、元気に生きていくための智恵になっている、”人生なかなかすてたものではないよ”おとなにもおすすめの絵本です。

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おばけのトケビはわすれんぼう

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「おばけのトケビはわすれんぼう」
 李錦玉・朝鮮のむかし話1
李錦玉 文 金正愛 画
少年写真新聞社 本体1500円


 いうまでもなく朝鮮は日本から近い所にあるためでしょうか、日本の昔話と良く似たおはなしがあります。最近中国もふくめてだいぶ昔話集が出版されるようになりました。創作の絵本では韓国の絵本がたくさん日本でも紹介されています。韓国の昔話絵本ではこの本の作者の「さんねん峠」が教科書にもでていたのでおなじみです。
 この本は9編のお話がはいっています。「ももたろう」や「天女」のはなし、また「王さまの耳はロバの耳」のようなお話、あまり長くなく、大きな活字で総ルビ、ひとりでも読み易いお話ばかりです。
表題の「おばけのトケビはわすれんぼう」はトケビにお金を貸した時に、必ず返してくれるように念をついたら、いつもいつもトケビが返しにくるおはなしです。あまりメリハリのあるおはなしではなく、とても不思議な雰囲気のあるお話です。
 昔話なので一人で読むだけでなく、読んでもらうのにも適しています。運動会の練習で子どもたちも少しくたびれています。毎日一話づつ読むお話はいかがですか!

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むかしむかし とらとねこは・・・

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「むかしむかし とらとねこは・・・」
ー中国のむかし話よりー
大島英太郎 文・絵
福音館書店 本体1300円

 ほんもののとらは動物園でしか見たことがありませんが、最初見た時はどう見てもねこを大きくした動物にしかみえませんでした。大きいので怖いとは思いましたが、なんだか少々間がぬけているようにもおもえました。もともといまよりずっとのろまで上手に狩りができないようです。それで生きていくのに大切なことをねこから教わることにしました。それは狩りです。ひとつ!気づかれないように動くこと。ふたっつ!早く走ること。みっつ!高い所から飛び降りること。とらはがんばってどれもできるようになります。ところが最後にとらの言ったことは、”最後にひとつ知りたいことがある、ねこがどんなあじがするか!”そういってねこにとびかかろうとします。そんなわけにはいきません。”木に登ることは教えなかった”ねこは木に登って逃げてしまいましたので、とらは今でも木に登ることができません。アップされたとらの顔はちょっとばかり間がぬけています。ちいさいけれど賢そうにねこは描かれています。最後のページ、獲物をぶらさげて目を細めて、とらをみているねこのなんと賢そうなことでしょう。


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モモのこねこ

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「モモのこねこ」
やしまたろう・やしまみつ 作
やしまたろう 絵
偕成社 本体1400円



 とてもなつかしくうれしい気持ちがします。というのは、この本は以前他の出版社からでていて、私の好きな絵本だったからです。少し版型が変わって、色が澄んできれいになりました。文も遺族の了解を得てすこし変わっているそうですが、前の本が残念ながら手元にないので、どう変わったかそれはわかりません。
 この絵本のモモは八島夫婦の娘です。教育の原点を描いていると評価の高い「からすたろう」はひところ有名になりましたが、私はこの季節になると読むことが多い「あまがさ」(福音館書店)も好きです。幼い子どもがひとりで傘をさす、雨はその子どもの心のようにリズムが響きます。矢島太郎も光も暗い日本で反戦運動をして、追われるようにアメリカに渡りました。1943年に出された「あたらしい太陽」を読むとあの時代を生きた日本人美術家の苦悩をたどることができます。
 モモは小さな子ネコを拾い日本式にニャンニャンと名前をつけて育てます。やがてニャンニャンはおかあさんになり、モモに拾われた時のように子ネコを産みます。イスで寝ている小さなニャンニャン、お母さんになったニャンニャン、おっぱいを飲ませているニャンニャン、世界中で一番美しいネコになったニャンニャンの表情は柔らかく優しい、1961年に描かれた絵本はきびしい時代を生き抜いて来た人の命の讃歌に溢れています。


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雨がちかい

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「ほら あめだ!」
フランクリンM.ブランリーさく
ジェームズ グラハム ヘイルえ
やすなりてっぺい やく
福音館書店 本体1300円

 朝は歩いていると汗をかくくらいでしたが、一日いた展示会場は寒く長袖のシャツのまま仕事をしていました。帰り外へでるとやはり蒸し暑く、風は雨のにおいがしました。梅雨の前触れのような空模様です。
 雨はどういうふうにできて、降ってくるのでしょうか?雨は空から降って来て、雲から降ってきます。この絵本のなかでは雲をつくっている小さな水のつぶを「くもつぶ」とよんでいて、その「くもつぶ」は水蒸気があっまってできています。空気にふくまれている水蒸気を水にかえます。霧雨、どしゃぶり、氷のつぶ、雹、そして水のしずくは雲から地面に落ちて雨になる、子どもたちや動物も植物もたくさんのものに恵をあたえます。
 とてもわかり易いイラストの絵本になっています。本文に描かれていない雨についての解説が折り込みで入っています。
 

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二丁目の犬小屋盗難事件

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「二丁目の犬小屋盗難事件」
ー夏休みだけ探偵団ー
新庄節美 作
大庭賢哉 絵
日本標準 本体1500円




 あれ!どこかで聞いたことがある本だな?そうです、1988年に講談社からでていました。しばらく手にはいらなくなっていたのですが、読みやすくなって再販です。
 おとなに限らず子どもたちにも、探偵ものは昔から読み継がれています。その代表的なのは小林少年が活躍する、江戸川乱歩の作品です。でも、あれはちょっと怖いと思っている人に、元気な子どもたちが智恵を出し合って解決していく物語、しかもあんまり子どもっぽくなくて、というと以外とないものです。
 この本は塾に行けば新しい自転車を買ってもらえるということで、じつはあまり勉強が好きでない和戸尊(ワトソン)と学校はちがうけれど塾でとなりで仲良くなった飛田透(トン)、ワトソンの同級生の双子の姉妹、穂積冴と麗が町内で4つも犬小屋が消えてしまったことから、謎を解きながら犯人をつかまえる話です。しかも、犯人をつかまえるのに、夜中に家の人に内緒で見張るという冒険もあって、読み応えのある物語にもなっています。いま、探偵ものなどというとやたらとホラー的になっていて、テレビものも多いのですが、活字を読んで自分でも謎解きをしてみるおもしろさ、10歳位からの子どもたちに薦めたい本です。


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すごいぞプンナちゃん

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「すごいぞプンナちゃん」
へそをまげてもピクニックのまき
いとうひろし
理論社 本体1100円




 全ページに挿絵がしっかり入っている幼年向きの本です。
ちょっとへそまがりのプンナちゃん、言うんでなかったなぁ!するんでなかったなぁ!と思っても幼いながらのプライドがあって、ついしてしまう、そのままが描かれています。それをおとなは”かわいい!”とつい思ってしまいますが、言ってはいけません。本人はやせ我慢をしながらも自覚していますし、悩んでもいますし、でもすぐ立ち直っていくのはすてきです。
 63ページのなかに4つのおはなしがはいつています。たとえば、春になってプンナちゃんは川へピクニックに行くことにします。はりきっておべんとうをたくさん作って、なかよしのパンナちゃんを誘いにいきますがいません。一人はつまらない。むこうからヘンナちゃんがきます。ヘンナちゃんはプンナちゃんより自分は良い子と思っているので、いっしょにピクニックになんていやと思います。もし見つかったらどうしようと思いますが、ヘンナちゃんはちょっとも気がつかなくて通り過ぎて行ってしまいます。プンナちゃんの気持ちは複雑です。
 自意識過剰とおとなには言われてしまいそうですが(昔、教師に言われたことがあります。)こんなことは子どもならずも若い時は良く感じることではありませんか。作者の描く子どもはなかなか意味が深いですね。

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絶対トクする!学生バイト術

 失業者の増加で、特に「非正規切り」が社会問題化しています。しかし、不思議に思うのは、行政の対応が「就職斡旋の迅速化」と言った対症療法に終始していて、違法な首切りをやめさせる意志が薄い事です。これは役所自体が、非正規労働者を多用しているからです。「偽装請負」も「非正規切り」も役所では日常茶飯事です。役所の非正規相談の担当者が、非正規の臨時職員だったなんてのがあるのです。
 まさに「現代の蟹工船」ですが、昔と違うのは、現代の労働者は、法律で守られている事です。つまり武器はあるのです。でも使い方が分からなければ役に立ちません。これは学校教育の責任でもあります。たとえば『学生がアルバイトをする時、知っていればトクする大切な事は誰も教えてくれません。学校でも家庭でもあまり教えてくれません。ましてアルバイト先では教えてもらえません。』大抵の高校ではバイト禁止です。つまり大多数は無届けでバイトしているのです。先生にバイトの問題は相談できないのです。ですから『18歳未満の高校生を、午後10時以降の深夜に、1日8時間を超えて「残業」させる事は二重の法律違反です。しかも実際に「残業」させているのに「18歳未満だから」と残業手当や割増賃金を出さないのは三重の法律違反』なのにザラにあるのです。『学生のアルバイトは実社会の仕組みを知る大切な機会です』が、ここで『どうせこんなもんだ』と思ったら、それが一生続くのです。

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「絶対トクする!学生バイト術」
角谷信一・著
きょういくネット 発売・桐書房
本体800円
        

        

 今回、YA書では初めての本が出ました。著者は高校の社会の先生です。サブタイトルは『クイズに挑戦「これだけは知っておきたい」働くルール』。3択式のクイズの前に4コママンガを載せ、テレビゲーム感覚で読める様に工夫されています。RPGだってアイテムやツールが分からなければ、勝てないのですから、法律も同じです。著者の仮説実験形式の授業が、基になってるそうです。
 私が読んでもヘーッと思う様な事もあります。バイトに有給休暇があるとは知りませんでした。私の有休は年20日、繰越で最大40日ですが、これも、時効が2年だからとは知りませんでした。
 高校生だけでなく、親や、店長さんにも読んでほしい本です。
         高橋峰夫

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てと てと てと て

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「てと てと てと て」
浜田桂子 さく
福音館書店 本体1500円



 昨年の4月に出版された本で、とても良い本とおもいながらも、なぜか紹介しないでしまいました。
物語の絵本ではありませんが、科学というか、いわゆる体の本ではありません。「手」人は手をどうやって使っているのでしょう。霊長類の研究者でもあり、物語をかかれている河合雅雄さんが、人が人たる大きな理由のひとつに、手の働きのことをおっしゃっていらっしゃいます。手でつかむ、握ることができたことがある、つまり道具を使うことができるということについてです。
 この絵本では人の手がとてもいろいろのことができるということが描かれています。道具としてつかうだけでなく、知る、伝える、表現する、人のすべてが手でできることがさまざまに描かれています。子どもたちの表情は力強く、未来にむかって伸びやかに、あぁ、いいなぁ!とおもいます。
 へんな言い方ですが今年の課題図書になったのが、ちょっと残念です。というのは課題図書は作文を書くということがひかえているために、もしかしたらこの本が好きにならない?かもしれない、そして小学校1・2年生用の課題図書なので高学年の子どもたちが手をださなくなるのではないかと思ったりします。高学年担任の先生、ぜひ読んで紹介してください。
 この絵本におとなが一人もでてきませんが、それも私はお気に入りのひとつです。


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原画展のご案内

* 会留府は5月3日から6日までお休みさせていただきます。 
 30日・1日は学校があるので、子どもたちのいる家庭では連休は2日からという人たちが多いようです。インフルエンザや交通渋滞で、それと不況もあり近くへと考えていらっしゃるかたへ、絵本の原画展はいかがですか。
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「ミヒャエル・ゾーヴァ展」
5月11日(月)まで
松屋銀座8階大催事場
10時〜8時まで(最終5時)

絵本原画「ちいさなちいさな王子の冒険」
    「エスターハージー王子の冒険」など
くわしくは松屋銀座まで


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「ムーミン展」
5月18日まで
大丸ミュージアム・東京(10階)
10時〜7時30分(最終4時30分)

タンペレ市立美術館
ムーミン谷博物館蔵
くわしくは大丸・東京まで

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「井上洋介 エホンとタブロー」
5月2日から6月21日まで
市川市芳澤ガーデンギャラリー
9時30分〜16時30分(月休・4日は開)



学芸員によるギャラリートーク
ワークショップもあります
くわしくは市川市芳澤ガーデンギャラリーまで

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