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2009年3月29日 (日)

作家朽木祥さんのお話

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朝は少し寒かったけれど、とても春らしい良いお天気になりました。足踏みをしていた桜も開いてきれいです。桜は春の青空に映えます。
 今日は朽木祥さんのお話をお聞きする日にしていました。昨年からの念願の日でした。あまり大きな講演会でなく、少人数でお互いの顔が見える集まりを計画していました。昼間仕事がある方がいる定例の勉強会では、時々編集者や出版社の営業の方や作家や画家の方のお話を聞くことを計画します。けれど、夜はお出でいただくのに限度があり、今年はなんとかお休みの日に計画したいとおもっています。
 朽木さんは「かはたれ」「たそかれ」「彼岸花はきつねのかんざし」で小さな者、かっぱやきつねを主人公にして、物語を書いていらっしゃいます。(妖精物語もあります。)
 「かはたれ」のもうひとりの主人公、母親を亡くした麻という少女の”自分はこうみえているのに、人はちがうふうにみえている”という子どもとして自分がたっていることのあやうさについて話されました。また、”人の命のもつさみしさ””人を恋する気持ち”はもうひとつのモチーフです。朽木さんが育った広島での原爆(朽木さんのお母様は原爆が落ちたとき13歳だったとのこと)のこと、戦争のことは声高でなく、静かにしつこく語らねばならないと考えていらっしゃるということなども話されました。
 とはいうものの、お話はとてもユーモアいっぱいで時々笑いにつつまれました。そして、ご専門のアイルランド文学と詩、おすきな森鴎外の作品について、たくさんの書名をあげてのお話でした。”一冊の本はつぎの本の道案内、だから本のなかの注に力をいれる”とのお話にはおおいにうなずけます。キーツの詩から、”耳に聞こえる音楽は美しいけれど、聞こえない音楽はもっと美しい”というお話も私はとても印象的でした。
 本を読むことではいろいろなことに出会えるうれしさと、そのことをめぐっていろいろの人と交流できる楽しみがあります。今日の集まりはとても楽しい会になりました。
 28日に出版された海が舞台の「風の靴」については、近いうちにブログに載せる予定です。

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