2008年も終わり
「子午線を求めて」堀江敏幸・著を読みながら新しい年を迎えようとしています。現代の子午線は1884年北緯1度28分38、に定められた標柱のグリニッジ子午線が世界の標準時を決めています。作者が書いているように「グリニッジという固有名詞は、たんなる地理学や天文学の領域を超えて、精神活動に波及する一種の象徴としても機能しつづけている P12」と私も思います。私がそんな事を思うのは、子どもたちと話していて、生まれた時からあらゆるIT機器があって、それを享受できるかできないかが生涯を決めてしまう、すべてボタンひとつで決まってしまうなかで生きていくことの大変さを感ずるからです。いつの間にかアメリカの国という基準に合わせて豊かさを求めてきた、私の、日本人の、日本の国の豊かさでなく、アメリカという世界の標準時にあわせなければと、子どもたちに求めてきたのではないかと思います。一瞬のうちに紙っぺらになる価値に、私たちは何を見いだそうとしているのでしょうか。
今年もいろいろなことがほんとに小さな会留府にもありました。新しい年2009年はもっといろいろなことが起こる事と予測されます。何を自分のなかで大切に思うか、何を自分のなかで守らなければならないかと冷静に判断するかを、新しい年の心すべきこととしたいとおもいます。
いろいろな方にお力と励ましをいただきました。2009年も子どもたちとたくさん本を読みあいたいと思っています。どれくらいみなさんに本を手渡しできるでしょうか。そのためには平和でなければならないのはいうまでもありません。
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