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2008年6月 1日 (日)

中村哲さんの講演会

Booklets


「アフガニスタンで考える
 国際貢献と憲法九条」
 中村哲
 岩波ブックレット 本体560円 



「アフガンの地から平和憲法を考える」ペシャワール会の代表中村哲さんの講演会に行ってきた。私はこれまでにも幾度か「えるふ通信」で取り上げた事があるが、だいぶ前からペシャワール会に入っていた。といっても、何をしたわけでもなく、中村さんの本は読んではいたけれど、直接お話を聞いたのも今日が初めてだ。関心を持った最初は医者がアフガンで井戸掘りをしている、その井戸掘りの技術が上総井戸掘りだということだった。募金をあつめ、先進国からいろいろのものを輸入して支援するのではない、できるだけ自分たちの力で自立していくように考える、その考え方に大きく共感した。以前神戸の震災のとき、本を寄付してくださいというのでなく、机の片隅にねむっている図書券を寄付して欲しい、それは経済復興のもとになるからという呼びかけに賛同して呼びかけて集めて送ったが、その時だけお金を集めて送るのではなく、こういうことこそ支援なのだと思う。お金などを寄付をするのはとかくそれだけになる、残されるのは、そこで生きていくのはそこの国民だ。
 憲法の話というより、私たちのすることが、たとえばアフガンの人びとにどんな意味があるのか?先進国の考え、発想ですすめてはならない。いま、アフガンの人たちがほんとうに欲しているものはなにかを考えなければならない。そして、アフガンの人たちが日本をどんな風に思っているのか?たとえば、復興支援という日本の今していることはどういうことなのか?そんなことをユーモアを交えてゆっくりと話された。「時間いっぱいに話したい、休憩時間はいいからその時間も皆さんの質問に答えたい」、その熱意のある話とエネルギーはどこからくるのか・・・質問に「私は古い男なので、かっこ悪いことになりたくない」。じつをいうと同世代の私にはその言葉にうなずける気持ちがある。一緒にいった高校生たちも考えるところの大きかった講演だったと、終わった後の感想だった。(若い人たちが少なかったのは残念だった。)
 サイクロンや地震の復興支援、各々私たちもできることをしていかなければならない。もちろん、日本は軍備をもって他国にはいかない、憲法がその約束を守っていることが前提なのはいうまでもない。
 ハンセン病の医者としてアフガンに行ってたくさんの病人、とくに子どもをみて、薬の前に水と栄養=食料、そのために3000本もの井戸を掘り、大地を潤す灌漑用水の土木工事をする医者、この力強い話を聞いて良かったと私は思った。
 

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