絵本のおもしろさ「みつばちみつひめ」
前作ですっかりファンになった秋山あゆ子の新作が出版されました。

「みつばちみつひめ」
てんやわんやおてつだいの巻
秋山あゆ子
ブロンズ新社 本体1300円
今日はひどく寒い日曜日になりました。暖かければ外を少し歩こうと思っていたのに、これでは外に行く気になりません。しかたなく、たまった仕事に手をつけたのですが、すぐに嫌になって本に手をだしてしまいました。そして、この絵本がおもしろくてしばらくページをめくりました。おはなしもおもしろい、おてんばな何も知らない蜂のお姫様が外にでかけたのはいいけれどお腹がすいてフラフラと、親切なおだんごやさんに助けられおだんごを食べさせてもらったお礼にお手伝い、でも、失敗続きというお話ですが、本の隅々を楽しむことのできるのがこの絵本のおもしろさです。この作者は昆虫が好きなのでしょうか。今回はミツバチが主人公です。この前はクモでした。
「くものすおやぶんとりものちょう」(福音館書店 刊)を見た時にクモを主人公にした時代物=捕物帳のお話がおもしろかつたのですが、それ以上に絵にひかれました。それはこの絵本でも同じなのですが、絵が江戸時代の装束と建物をしっかり描いているからです。それだけでなく道具もきちんと描かれているので、おはなしが解りやすいだけでなく引き立ちます。着物もお姫様の着る振りそでをはじめとして、お局さん、腰元や家来、そして職人の着ているものなどしっかり描き分けられています。最後のお風呂の場面も碁打ちまである大浴場、蜂ならずも楽しそうで入りたくなります。作者は昆虫と古い民家が好きとのことで、なるほどと納得しました。年齢を越えて楽しめる絵本です。
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