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2008年4月 3日 (木)

石井桃子さんが亡くなる

News
 石井桃子さんが亡くなった。1907年生まれなので101歳、くるべくしての時だ。
 私にとっての石井桃子さんはとても不思議な人だ。生前、昔、公の場で3度お話を聞く事があった。児童文学者というより、学者=研究者のような印象、背筋を真直ぐにしっかりと話をされた。今でも思う。石井桃子さんって我も忘れて激怒されたり、号泣されたり、人間の負の感情をどうやって心に治めていらっしゃったのだろうか。昔、神戸の事件があった時、ちようどNHKのテレビにでていらっしゃって、あの少年がかわいそう(殺人をおこした少年のこと)と一言話された。いまでも心に残っていて、時々考える事がある。
 私が本を読むのが好きになった一冊の「ドリトル先生」のなかの<オシツオサレツ>は石井桃子さんの命名だったとか、訳文のユーモアは幼い子どもの、成長しようとする心そのものだ。だから、「幻の朱い実」を読んだ時、また、また驚いた。
 私にとっての石井桃子さんは10歳位までの子どもと、お年を召してから、その間はやっぱり謎である。謎であってよいのかもしれない。それほど偉大な人だと思う。
(写真は朝日新聞社より)

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