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2008年4月 1日 (火)

本と映画「黄金の羅針盤」

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 フィリップ・プルマン原作の「ライラの冒険シリーズ1 黄金の羅針盤」の映画を観た。正確に言うと上映がかかってすぐに観に行った。本を読んだのは以前出版された時、2002年だから6年も前のことになる。とてもおもしろかった。これが映画になるときいて、どんなものになるのか期待があった。ファンタジーは映像にすることがすごく難しい。とくに罪とか悪とか、ほとんどの作品がこのおおきな問題を描ききれない。心にかかわる問題だから・・・。人の心は多面的だから・・・。
 この作品も人の原罪をあつかっている。アダムとイブは神の教えに背いたために罪をしょって楽園を追放された。けれどイブのした事は堕落でなく魂の解放でなかったか。ライラの世界、みんなダイモンをもっているが、おとなになると自分のダイモンは決まってしまう。ダイモンが切り離されたらそれは死ぬことを意味する。ライラは大学寮に連れてこられ、そこで大きくなる。元気でなまいきでうそつきな女の子。その頃なぜか子どもが消えてしまう事件が頻繁におこり、ライラはそのことを知ると、子どもたちを助けようと決心する。一方この世界と違う世界からダストと呼ばれる物がオーロラの下で降りて来るが、そこをとおしてみえるもうひとつの別の世界、ライラはそれを調べているアスリエル卿から託された真理計をもって北に向う。
 作者の描くこの物語は大きすぎて、やはり映画におさまりきれなかった。けれども、観に行くと良いとおもう。見渡す限りの氷原と雪をいだいた高い山々、飛行船と帆船と気球、ライラを助け尊厳のために戦うクマの王、ライラを助ける気球乗りと魔女たち、なんといってもダイモン、冒険ハラハラの物語はとてもきれいな映像だ。たっぷりと映画のなかで楽しむ事ができた。
 できれば本を読んでから映画を観に行ってほしいけれど、幼い子どもには読みようもないのだから、割り切っても良いのではないだろうか。春休みのおすすめだ。


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