つみきのえほん
つみきのえほん
「ぼうしころころ」
「あかくんとまっかちゃん」
長谷川摂子 文
田宮俊和 構成
福音館書店 本体各1300円
積み木が主人公?いいえ、ページのなかにこどもは出てこないけれど、こどものイメージそのものの絵本といったら良いかと思います。
4色のカラフルな(とても色がきれいです)積み木がいろいろのことをします。絵本は絵が中心、その絵を文=言葉が動きを与え、イメージを広げていきます。この絵本の場合、積み木がまるで人のように遊びまわります。しかも絵本という平面的な画面の中に、積み木という立体的なものが動き回る、それがすこしも不思議なことではないのです。たとえば、ぼうし(もちろん積み木です)をとるのに届かない、それで下に一列になって押すと上の帽子が”ぐらり”、落ちてくる一瞬をページの中に描く、実際はこれはほんとに瞬きひとつの時間なので、ありえないといっても良いわけです。
こどもはこんな事をして、こんな想像をして遊んでいるのでしょう。それは、おとなになると形になるものを作りたがり、結果を気にするのですが、こどもはその作る過程を楽しむからなのでしょう。しかも、文も絵もシンプルでそれがこの絵本を楽しくしています。文と絵のみごとなハーモニーです。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
































