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2008年3月17日 (月)

図書館いろいろ

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 昨日(16日)の毎日新聞朝刊に学校図書館のことが載っていました。ひとくちに公立小学校・中学校の学校図書館といっても資料費から設備、そして、司書と格差があるという記事でした。もちろん学校の規模などによって蔵書数等が違うのは当然かもしれません。けれど、日本の子どもたちはどこに住んでいようと同じ教育を受ける権利があります。蔵書ひとつとっても、基本的な蔵書は必要です。今はクラスや子どもたちの数が考慮されて予算が組まれます。毎日の記事では蔵書数そのことだけでなく、図書館の働きが自治体によってかなりの格差があるとされています。つまり予算だけでなく、指導する司書がいるか、いないかなどが差があると書かれています。詳しい調査は4月に文部科学省の発表があるとのことで、見守りたいとおもいます。私は自治体が公共図書館にどれだけ力をいれているかも知りたいと思いますが、そこで働いている人たちがどんな状態なのかは、これからの図書館のありかたも含めて大変関心があります。それは仕事がらみということもありますが、文化を伝えていくことがとても大切で、それは図書館の大きな働きのひとつだと思っています。『本』というものはそれだけで存在するものでもありますが、『本』になるには読む人を抜きにして考えられません。
 13日、「千葉市図書館を考える会」の図書館見学に参加してきました。「横芝・光町立図書館」と「富里市立図書館」です。図書館の歴史は「横芝・光」が15年、「富里」は5年ほど、住民数は「横芝・光」が28000人ほど、「富里」はおおざっぱにいってその倍、50000人ほどです。「横芝・光」の主要産業は農業、「富里」はスイカが有名ですが、成田空港がすぐとなりなので、空港に関した職業人も多い状態です。ふたつはとても対象的な図書館でした。「横芝・光」は建物も司書の方の手作りのような、木と土の匂いがプンプンしていました。決して近代化されていないというのでなく、(ここの司書の毎日ブログは情報発信元としてもみごとです)たとえば、児童室には本が本屋のように平積みされていたり、あふれんばかりに並べられています。できるだけ出しておく、閉架書庫にいれないように、そのほうが楽しみが多いからとのお話です。一方「富里」は日本で最初に図書館流通センターとタイアップしてタグを使用した公立図書館です。建物もメタリックで総ガラスばり、エレベーターも素透視です。児童室の本はとてもきれいに並んでいます。母子連れが一緒にボックスのなかでビデオを見ていたのが気になりました。案内ビデオを見せていただいて、タグのついた本で自動貸出機をつかってみました。(初体験でした)
 ただ想像していた通り、タグなどの方法は在庫管理はなんといっても便利と思いますが、維持管理にとてもお金がかかることです。
 途中芝山埴輪博物館でお弁当を食べました。頭上にはひっきりなしに飛行機がとびます。すごい音です。梅が見事に咲いていましたが、梅の香りが音で切り開かれてしまいます。蜂が花の中にもぐりこんで、せっせと働いていました。
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「横芝・光」の司書の方と案内してくださった館長さんがお話された図書館人としての希望と情熱を家に帰っても思い出し、元気のでた一日でした。
 公立図書館は市民、住民のものでなくてはいけません。学校図書館も子どもたちのものでなくてはいけません。その時はじめて、市民の図書館、子どもたちの図書館になるのだと思います。本は人を育てます。

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