幻の絵本の復刊
え!こんな絵本があったの!ほとんどの人がびっくりされる。直販会社で出されたものなので、一般の本屋にならばなかった、しかも、その出版した会社もまもなく倒産してしまったとのこと、知られないのも無理ない。その絵本が「復刊ドットコム」で活躍している「ブッキング」から1月・2月・3月と出版がはじまった。どれも文と絵の2人の著者のコンビで4タイトル3冊づつだ。
中川李枝子・文 山脇百合子・絵
1「いちくん にいくん さんちゃん」

2「うさぎのにんじん」

3「みかん」

松谷みよ子・文 渡辺三郎・絵
1「ともだち」

2「あおいぼうしののんちゃん」

3「まいごのくじら」

香山彬子・文 東君平・絵
1「こりすのふかふかまくら」

2「みどりいろのすず」

3「みどりのようせい」

寺村輝夫・文 多田ヒロシ
1「らいおんのがお」

2「ひよこのぴー」

3「おはようひまわりくん」

どの絵本もいまとくらべると文も絵も驚くほど素朴だ。きをてらうわけでもなく淡々とお話がすすむ。山脇百合子の絵は初期の「ぐりとぐら」をおもわせ、渡辺三郎の絵は画家の力を感じさせ、東君平の絵は白黒でなく明るいカラーの絵、そして、多田ヒロシはいかにも漫画家らしい。幼稚園や保育園から持ち帰って親に読んでもらっているうれしそうな子どもたちの顔がおもいうかぶ。
今はいろいろの事情で読者の手にはいらなくなってしまった本をもう一度世に送り出す
ブッキングの活動に嬉しく思う。
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