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2007年12月31日 (月)

2007年の暮れに

 200年も後少しで終わりです。今年は30周年のイベントがあったり、店の形態が変わったりと慌ただしい毎日でした。皆様が応援してくださったので、新聞やラジオに出たりした事も多く、ありがたいことながらも、少し落ちつかない毎日でした。この気持ちを今年はプラスに変えたいと思います。
 29日、30日は天気が悪いとのことで27日に「やまぼうし」のところへ、暖かく水仙がたくさん咲いていました。
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 良く見ると水仙だけでなく野の菫がたくさん咲いています。「やまぼうし」はすっかり葉を落としています。陽があたっているので気持ち良さそうでした。来年のことを願ってきました。
 28日はお客様を迎えながらそうじをして、取次ぎへの支払いを済ませ、夜はみんなと忘年会。ほんとに店のスタッフは今年もがんばって働いてくれたし、元気で新年を迎える事ができます。
 と、いうわけで今年は少し本を読むことができなかったのですが、来年はもっとたくさんの本を紹介したいと思います。それとHPの更新を・・・こんどこその決意(わぁ、すごい!)
 ⁂子どもたちが元気で、戦争のない年になりますように⁂

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2007年12月29日 (土)

食べなければ生きていかれない

 今年は「食」に対しての話題が多かったと思います。偽装の問題です。食材そのもののことから、賞味期限など表示の問題等、毎日のようにでています。素材の問題は加工品等が多くなっていて一体自分は何を食べているのかよくわからなくなってしまった、また、賞味期限などのことは、冷蔵、冷凍品があたりまえになってきた生活様式の変化が大きいと思います。どこで採れたかどこで作られたか解らない食材と加工品、利潤追求と大量消費の生活はよほど食べるということをきちんと考えないといけないのだなぁと思いました。
 映画「いのちの食べかた OUR DAILY BREAD」をみました。
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映画はEU各国の農場や家畜飼料室、ナレーションや音楽が一切ありません。木になっているようなパブリカやトマト、広大な農場に飛行機からクスリを蒔く、そして、牛や豚や鳥は受精から解体までオートメの機械がきれいにさばいていきます。機械や車、飛行機が主で人はそれらに手を貸す。黙々と人は働き、賃金をもらい、一人で、中には何人かでこれも黙々と食べる生活。まさに生きていくために食べる、人はたべなければ生きていかれないのですが、それだけでなく生物の頂点に達している人間がすべての生きものの命をにぎっているのです。
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「食べてはいけない!」
 地球のカタチ
森枝卓士
白水社 本体1500円




一方、この本は世界各地の「食べていけない」ものをとおして、同じものでもここでは食べてよく、あちらでは食べていけない、そこから「食べる」という事にせまっています。「食べる」ということは一体どういうことなのだろうか。結論的にいうと、食べるということは文化であるということ、それを作者はこんなふうに書いています。«You are what you eat.どうせなら、真っ当なものを、美味しいものを食べたいと思う。それと同時に、真っ当なもので、我が身を、血や肉を作りたいと思うP163»
 人は生きていくために「食べる」。そして、「食べる」ことがその人をつくっていくとしたら、まず、私自身にとって「食べる」ことのイメージを作りつつ、毎日の生活のなかで大切に「食べる」ことをしていきたいと思います。


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2007年12月24日 (月)

クリスマス・イブに

 今日はクリスマス・イブです。残念な事に私にはクリスマスはありません。店を始めて以来、クリスマス・イブはもくもくと店の模様替えをします。あふれかえったクリスマス関係の本を整理して、棚を整えます。年末から新年にかけての準備をします。昼はお客様がいるので、夜しかありません。おまけに店のスタッフは家庭でクリスマスなので一人で整理をします。
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 サンタクロースになる人が本を買いにいらっしゃるので、今朝は少し早めに家をでました。寒いけれどとてもよいお天気で青空がひろがっていました。いつもの通り道、千葉高校では私の好きな大きな欅の葉が風に舞っていました。子どもの頃育った所はなぜかクリスマスになると雪が降ります。欅ではないのですが家の前の糸杉はしっかり積もった雪で、まるでクリスマスツリーのようになります。家ではクリスマスはありませんでした。クリスマスは遠いお話の世界でした。
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「冬の日」里山の一日
今森光彦
アリス館 本体1400円




本のページをひらくと懐かしい冬の日々がひろがっています。学校の校庭にも雪が積もり、大きな雪の滑り台をつくります。川の土手を利用して、小さな橇で遊んだり、落とし穴をつくってしかられたり、どこもここも雪だらけ、それに、雪は音を吸収してしまうのでとても静かです。生きものは息をひそめて、そうでなければゆっくりと眠っています。でも、その白い世界の下では、ひそかに春の準備をしているのです。
遅くなって店を出た帰り道の空には丸い月が星にかこまれて煌煌と輝いていました。あと少しで今年も終わりです。

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2007年12月23日 (日)

白いキリンを追って

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「白いキリンを追って」
ローレン・セントジョン
さくまゆみこ訳
あすなろ書房 本体1400円



11歳の少女マーティーンは怖い夢を見ていた。それは夢でなく現実、家は火事になり、マーティーンはどうやら外へ逃げられたものの、両親は焼け死んでしまう。マーティーンの後見人はまだ会った事のない祖母、突然その祖母が暮らしているケープタウンの鳥獣保護区へ行くことになる。空港に出迎えてくれたのはその保護区で働くテンダイ、祖母のところへ連れて行かれる途中グレースという占い女のもとに連れて行かれ、おいしい料理をごちそうになるけれど、グレースはマーティーンが特別の才能があること、マーティーンの母親を知っていて、マーティーンにいろいろと話そうとするが、なぜかテンダイに止められてしまう。車のなかでテンダイは白いキリンの伝説、白いキリンに乗る事のできる子どもはすべての動物に対してを力をもつという伝説を話してくれる。白いキリンは密猟者にねらわれていた。
 祖母にはなじめず、学校でもいじめられてしまうマーティーンはその白いキリンに会いたいというおもいをつのらせる。課外授業でカーステンボッシュ国立植物園へ行ったとき、以前夢に見た動物を生き返らせる事ができる能力がほんとうに自分にあることを知り、また、学校ではいつもみんなから離れているベンという少年と友だちになることができた。そして、白いキリンを密猟者の手から救おうと決心して、白いキリンを探す。白いキリンは実在した。そして、密猟者は執拗に追いかける。密猟者は誰なのか?マーティーンは白いキリンを救う事ができるのか?白いキリンはマーティーンに会いにやってくるようになり、マーティーンは白いキリンにジェミーと名づけ、背に乗る事もできるようになる。
 マーティーンの孤独、夢のなぞ、少年ベンとの友情と2人で密猟者に挑む冒険、物語はアフリカの神話を舞台にドキドキハラハラとすすんでいく。
 なによりも表紙や挿絵が良い。キリンという動物は怒ったことがないのだろうか。穏やかなまなざし、ちょっと淋しそうなキリンの絵は少女の心を表現しているようだ。
 最後に祖母がどうしてマーティーンにきびしかったのか。マーティーンは白いキリンを自由にし、保護区のなかを駆けて行く姿をみとどけて祖母のもとに帰ってくると、そこにはグレースが待っていた。「才能は恵になるだけでなく呪にもなること、これは終わりでなくてはじまりなのだ」と、グレースがマーティーンを励ます言葉は多くの事を示唆している。

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2007年12月22日 (土)

ジーンズの少年十字軍 上・下

 歴史小説を読む
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ジーンズの少年十字軍 上・下
テア・ベックマン作
西村由美 訳
岩波書店 本体上720円 下680円




ドルフはオランダの少年です。父親のヴェーハ博士に無理矢理にたのんで、父親の友人のシミアック博士とクネーヴェルトゥール博士が発明したタイムマシンを見せてもらうため、クリスマス休暇を利用して実験室にやってきました。そして、この実験台になりたいと強引に説得します。同意をえて降り立った所はドイツ、時は1212年、出会ったイタリア人の少年レオナルドと贈りものを交換しあって、もとの研究室にもどろうとしますが失敗、戻る事ができなくなったと悟ります。やがて、ドルフは子どもたちの歌声を聞き、たくさんの行軍をしている子どもたちに出会います。子どもたちは少年十字軍、サラセン人からエルサレムを解放する使命を受けて聖地に行くといいます。
 少年十字軍、歴史でならったことを思い出しました。でも、あまり良く理解してはいません。あとがきによると1212年にフランスとドイツで同時期におこり、フランスの少年十字軍は船が難破したり、生き残った者も奴隷として売られ、悲惨に状態になり、ドルフが加わったドイツの少年十字軍はアルプスを越えてプリンディジについたものの、送り返されたとのことです。
 この物語は歴史小説なのですが、王や英雄の物語ではなく、普通の人たちの夢や望み、現実を描いています。それは、作者の生い立ちによるものかもしれません。ロッテルダム生まれの作者はまず、女性であるということで、次には父親の失業によって、中学校卒業と同時に働き、子育ての後に高等教育を受けた人です。普通の人たちが歴史をつくっているという考えは作品に良くあらわれています。ドルフはタデウス修道士に最後にこんな事をいいます。「・・・そして、その愛をのちの世紀では忘れてしまった、とドルフはおもった。いや、すっかりわすれてしまったわけではない。ニ十世紀、人々は社会制度の全体系をつくりあげた。おかげで、病人や貧しい人々、障害者が、この十三世紀のように飢えで死ぬことはもはやない・・・。だが、愛でやってることがあるだろうか?タデウス修道士のあの素朴な、ときには手段をえらばぬほどの愛で・・・?ぼくたちはそれを忘れ、五倍もややこしい書類にとってかわらせてる。下P244」
 この作品の前に出版された「トンケ・ドラフト作 王への手紙/続白い盾の少年騎士」と同じように興味深く読む事ができます。


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2007年12月21日 (金)

えるふ冬のお話会

 クリスマスの行事も大詰めになりました。ご来店のお客様も多いここ毎日です。今年のお客様の出足は遅く、紅葉と同じです。この時期は前にお出でいただいていた方々にお会いする事も多い日々です。久しぶりにお会いします。その方々はもう子育ても終わり、どなたかにプレゼントされるためにご来店です。ほとんどの方がゆっくりと本を選ばれます。
 クリスマスが終わると新年の準備です。新年にはクリスマスのような華やかさはありませんが、お休みを利用してのご来店の方々です。
 新年始めには「冬のお話会」があります。前には「おはなし会」は毎週のように店頭でしましたが、学校の週5日にあわせてのように、子どもたちの毎日の学校の帰りがおそくなり、土曜日には習い事、そして、塾と子どもたちはどんどんいそがしくなり、いつしか「おはなし会」が成り立たなくなりました。いまでは、「夏の夜のお話会」と「冬のおはなし会」だけになってしまいました。(いつもは近くの保育園へ出張しています。)
 ところで今回の「冬のおはなし会」は1月12日、11時からです。おとなも子どもも一緒です。おとなだけの参加もかまいません。(あまり小さな子どもでおはなしが聞けない場合はそのときだけちょっと店からでていただくことがありますが)店は5日から営業しますので、6日(日)までに出席のお申し込みください。
 かって「お話」は夫がしました。とぼけたような「お話」があっていて、今月の『こどものとも・年中向き おんちょろちょろ』は夫のおはこでした。
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「おんちょろちょろ」
瀬田貞二 再話
梶山俊夫 画
福音館書店 




 瀬田貞二さんの言葉が自分にはあっていて、おぼえやすく、語りやすいといっていました。その頃飼っていた猫が夫のお話の聞き役で、その猫、«わか»を側にお酒を飲みながらお話を覚えていました。あまり気負いたたずにお話をしていましたので、彼には合っていたのでしょう。録音でもしておいたらよかったのでしょうが、もういまは聞く事ができません。
 どんなお話がでるでしょうか。それはないしょ!楽しみにしてください。


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2007年12月19日 (水)

「海峡を渡るバイオリン」を読む


         体験することと、読むこと

 陳昌鉉の『海峡を渡るバイオリン』が河出文庫に入りました。日本におけるバイオリン制作の第一人者で、在日韓国人です。単行本は、同社から5年前に出ましたが、今回文庫化で読むことができました。
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鬼塚忠・岡山徹が聞き書きで書いていますが、とにかく面白い。一気に読めます。単行本は韓国でも翻訳され、また日本で漫画化もされました。山本おさむの『天上の弦』全10巻(小学館ビッグコミックス)です。実は私は先にコミックを読んでました。もちろんコミックですから実話とは違います。今回文庫本を読んで逆にコミックの作り方がわかりました。何をテーマに持ってくるかです。
 山本は前にビッグコミックスで『聖』(さとし)を書いています。膀胱ガンで夭逝した棋士・村山聖の生涯を描いたのですが、当然ながらテーマはいろいろあります。将棋の勝負や持病の、ネフローゼの闘病生活も描いてありますが、山本のテーマは「師弟愛」でした。 エンターテインメントですから何でも書き込めるのですが、だからこそ一本テーマが通ってないと散漫になるのでしょう。
『天上の弦』のテーマは「母の愛」です。陳が生まれ育った韓国の日韓併合時代、儒教と生活、陳の在日生活、母と妹の朝鮮戦争体験、と激動の時代の家族の物語です。感動作です。だがやっぱり重くもありました。
今回読んだ『海峡を渡るバイオリン』は聞き書きなので、話題は多岐にわたります。『天上の弦』で使われた話題もありますが、意外とおかしい、楽しい話もありました。『天上の弦』は、実話を基にしたフィクションなのであり、陳昌鉉はもっと多彩な実在の人物だと当たり前のことを感じました。陳は妹から聞いた朝鮮戦争の話もしています。妹が生き延びるために結婚した韓国軍人の夫は、母と妹を連れて転戦していました。これを読んで、映画『パンズ・ラビリンス』の描写は、まだ抑えてるんだと納得しました。空想の世界に逃げなければ、子供なら気が狂ってしまうでしょう。
 私が見聞きしていた世界はごく一部でした。隣国のことも国内のことも見えてませんでした。陳昌鉉の体験をこの本で読むだけでも、世界が少し広がった気がします。
  (高橋峰夫)

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2007年12月18日 (火)

タンタンの冒険旅行、完結!

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「タンタンの冒険旅行」完結
23 タンタンとピカロたち
24 タンタンとアルファート
エルジェ作 川口恵子 訳
福音館書店 本体各1600円




 1983年今から24年前、会留府は稲毛にあった頃です。ある日福音館書店のMさんが、”会留府さんでましたよ”と連絡をくださいました。”ちゃんと読むと30分位かかりますよ”との話でした。あとがきや「タンタンタイムズ」によると最初は5巻くらいの刊行予定だったとのことです。小学生からおとなまであれよあれよとフアンがついて、刊行が待たれるようになりました。ベルギーの新聞記者が描いたこの作品は単純な冒険の話からかなり社会的、歴史上のことが背景になっていて、ちょっと難しい作品もあります。単なる漫画とかたずけられない、店でイスに座り込んで読んでいた(彼は残念ながら家の人に買ってもらえなかった)Kくんや、お父さんが夢中になってしまったH家など、今回の最後の巻まで買われた人がいます。途中書き文字が変わったり、なかなか出ないこともあって気をもみました。それと、始めの頃夫がタンタンに似ていて、おまけにわが家にはスノーウィそっくりの犬がいました。(名前はリヤ)今になってみると楽しい思い出です。これで完結となると、ちょっぴりさびしいですが、完結を機会にこの冬休み全巻読んでみませんか。くわしくは福音館書店に掲載されています。また、折り込みの「タンタンタイムス」もおもしろく、登場人物は23巻「タンタンとピカロたち」に勢揃いしています。

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2007年12月17日 (月)

イヌのアンガスの新刊

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「ベスとアンガス」
マージョリー・フラックさく・え
まさきるりこ やく
アリス館 本体1300円



 幼い子どもそのもののイヌのアンガスの絵本は、福音館書店から3冊でていておなじみです。この新刊は出版社がかわりましたが、訳者が同じなのであまり違和感はありません。この絵本はアンガスというよりエアデール・テリアのベスが主人公です。ベスは大変なこわがりや何もできません。それが元気なアンガスにつられて走り回る事ができるようになりました。アンガスのともだちのねことも仲良しになり、毎日元気に遊び回ります。カラーのページと白黒のページ、繰り返しの言葉、単純ですがそれが幼い子どものリズムにあっています。ただ、残念なのは、見開き1ページをつかって描かれているのには問題がないのですが、見開きを左右の流れ、2ページとつかっている2カ所はべスたちが2匹いるようにみえます。他のページが見開きのなかでイヌたちが動いているので、幼い子どもはイメージが混乱するのではないかとおもいます。
 あとがきによるとベスは作者の家庭で、アンガスやねこは友人が飼っていたものなので、お話はすべて実際にあったことがベースになっているとのこと、わが家にも一時テリア系のイヌがいたのですが、この種類のイヌはとても活発でいたずら好きです。

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2007年12月16日 (日)

静かな冬の朝

 今日もとても風の強い日で、その中を歩くと皮膚がヒリヒリとします。鳥の声も聞こえず、何かあまりにしずかだなぁと思いながらいつもの道を歩いてきました。千葉高校のイチョウの葉が風に舞いながら散っています。
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 静かなわけです。ほんとうは今日はこの道を歩いてはいけないのを思い出しました。と、いうのは今日は千葉中学の試験の日でした。県立高校でははじめて、中・高一貫教育をする学校になり、その試験日でした。千葉高校には定時制がありましたが、別の学校にかたちを変えて移り、中学が入ります。来年度から高校生にまじってすこし幼い中学生の姿をみることになります。日本の教育がどういう風に変わっていくのかあまり先がよく見えないのですが、たくさんの親たちの関心をひいているのは確かです。どうであろうと、おとなの勝手とおもわくに子どもたちが振り回される事がないことを願います。
 昨日は夫の3回忌でした。そんなことを考えながら黄色い絨毯のようなイチョウの葉を踏んで歩いて行きました。

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2007年12月15日 (土)

落ち葉を踏んで

昨日は風が強かったので、千葉高校のイチョウがずいぶん散ってしまいました。樹の下一面黄色い葉でとてもきれいでした。
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 イチョウの葉はなかなか腐らないので後始末が大変です。それに濡れるとすべりやすく気をつけて歩かないといけません。でも地面いっぱいに輝くのはみごとです。
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それにくらべると欅の葉は地面に散ってしまうと急に色あせます。その上を歩くとカサコソと音がします。すこし淋しい音です。紅葉はちょっと不思議です。並んでいる樹なのに一本は金色に輝いているかとおもうと、その隣はまだ青々としていたり、陽のあたりかたなのでしようか。
 昨夜は双子座流星群がよく見えるということで、読書会のあと帰りが遅くなったのを良い事に、ずっと空を見ながら夜道を歩きました。細い月、まっ暗闇の夜空にたくさんの星、時々走る光は飛行機です。運良く流星を見る事ができました。メガネをかえて、首や肩がこりましたがほんとにラッキーでした。
 

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2007年12月13日 (木)

つんつくせんせいシリーズ6

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「つんつくせんせいとくまのゆめ」
たかどのほうこ さく・え
フレーベル館 本体1200円




 「つんつくせんせいシリーズ」も6巻目になりました。あいかわらず楽天家で元気なつんつくせんせい、今回は子どもたちと雪山に遊びに行ったのは良いけれど、そりすべりでつっこんだのはつんくまえんです。冬だから当然くまたちは冬眠、春になって目が覚めた時に食べようと用意しておいたハチミツ、ボンボンをちょっと失敬、ほら、くまたちが起きてきました。さあ!たいへん。
 つんつくせんせいったら、ちょっとねぼけているくまたちに、”もにょ!もにょ!”って・・・。14匹のくまのこどもたち、14人の子どもたち、つんつく先生、つんくま先生、みんなでバーティーをしてしまいました。(もちろん後でこっそりと食べたぶんを返しにいきます)おおらかでゆかいな絵本です。
 童話の形式にしたらもっと子どもたちに読まれるのではないかと思います。


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2007年12月11日 (火)

海からのおたよりー2007年12月


       海からのおたより 2007年12月・漁港で貝採集
 
わたしは千葉県内の浜辺を歩いて浜に打ち上げられた貝を主に拾っていますが、今回はもっと深いところにすむ貝を求めて漁港に足を運んでみました。“その漁港”は千葉県でも有数の深場の漁場に出かける船があるそうです。
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 訪れた漁港は内房線の無人駅の近くにあります。そこは館山あたりで見る船とは違い、かなり大きな漁船が並んでいました。漁港にきたのは貝を買うためではなく、漁船のまわりに漁労くずが捨てられるのでそれに混じった貝をさがそうというわけなのです。漁をおえた船は港で網についた“売れる魚以外”のものを捨てます。実際サメやソフトコーラルともよばれるヤギやウミトサカ、カイメン、貝、ヒトデ、ヤドカリなどありとあらゆる生きものが捨てられていました。臭いとキモイもの(!)に耐えながらそれらをていねいにかきわけて採集していくと(夏ではないのでいくらかましですが)いままでに採ったことのない種類の貝をいくつかみつけることができました。
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これはヒガイ(杼貝)という貝です。織物の横糸を通す道具を「杼(ひ)」と呼ぶそうですがそれに由来しています。かけたところはほとんどありませんがなんと中身入りでした。美しいヒガイは口から黒い肉が見え、独特のにおいがしました。貝は基本的に肉に毒はないので食べられますがたぶんこの貝を食べてみようなどという人はいないと思います。さきほど洗ってようやくきれいになりました。
漁港で新鮮な貝を採るのはおもしろいのですが身を抜く作業やら殻についたものをきれいに落としたりしなければならないので結構大変でした。
 
  どんぐりつうしん変集長  谷口優子

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2007年12月10日 (月)

イーゲル号航海記1

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「イーゲル号航海記」
1 魚人の神官
 斉藤洋
 コジマケン・絵
偕成社 本体1200円




 じつをいうとこの作者の本を久しぶりに手にした。最近は幼年童話のようなものが多く、あまり心引かれる事がなく、少し読んではパスしてしまっていた。この本の何に心ひかれたかというと、まず、表紙の絵、そして、見開きいっぱいに描かれている船=潜水艇の構造図、そして、プロローグ「学校は毎日いくところではない」(じゃあ どこへいくのか!)あの「ルドルフとイッパイアッテナ」みたいかな?というわけで読んでみた。
 時代は第一次大戦と第二次大戦のあいだ、日系ドイツ人の少年が学校への道をまがらないで港に行ったら、不思議な船に出会い、ひょんなことからその船に乗ってしまうところからはじまる。その船とは天才科学者のローゼンベルク博士が造った潜水艇で『イーゲル号』という。乗組員は博士とぼくを含めて5人(ひとりは人間みたいな犬)ヘルゴラント島の十海里南南東、どうも巨大な渦がありそれを調べるとのことだ。その渦は異次元の入り口ではいっていくと魚人の世界があった。
 つまり海洋冒険小説、SFっぽいけれどそうではない。アドベンチャーなのだ。作者の小説の特徴的でもあるのだが物語は淡々とすすむ。あまり感情的な言葉はない。昔話のように心理描写や感情の描写が少ないために、わかりやすく、かえって読み手の感情を入れやすい。一面ものたりなさも残るかもしれないが、かまえないで楽しく読む事が出来る。主人公は10歳、つまり10歳位から充分に読むことができる。
 魚人の国でくりひろげられた冒険、もちろん無事に帰って来る。また、次の冒険が待っているようで、早く出版されることを楽しみにしたい。

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2007年12月 9日 (日)

昔話の本「ねこのおんがえし」

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「ねこのおんがえし」
よみたい ききたい むかしばなし1のまき
中川李枝子 文
山脇百合子 絵
のら書店 本体1300円




昔話はどんな人にも解りやすく、イメージもわきやすいので、幼い子どもたちにはたっぷりと聞かせたいと思います。けれど日本の昔話集に適当なものがなかなかみつかりません。ひとつは私たち現代の日本人の生活があまりにも変わってしまい、その事自体イメージがとりにくくなってしまったことがあります。畳の部屋がない、障子戸がない(カーテン)食べ物もお米はあまり食べない、着るものにいたっては着物を着るのは一生のうち何回あるだろうか?語ってくれる人もなく、テレビでみたり、アニメでみたりします。日本の伝統がちゃんといきていて、かつ、わかりやすいもの、難しい課題です。
 この本は現代の日本の子どもたちへの昔話です。たとえば有名な「ももたろう」中川さんの文は現代そのもの「たべれば ゆうきりんりん みなぎる力」とみんなでうたいなが鬼ガしまにいく時の唱えごとなど、そして、そのページのさしえのももたろうはすらっとした現代っ子?お供のいぬもさるもきじも土臭くなく、みんなとってもかわいくて親しみがもてます。これは日本むかしばなし「ももたろう」というより、中川李枝子のむかしばなしと言った方が良いでしょう。変にアニメ的な絵本でなくて良かったとおもいました。このような本があっても良いのだと声をだして読みながら納得しました。くずれた話し言葉でなく、きちんとした現代の言葉、明るくて楽しいお話を幼い子どもたちと読みあってください。12編のお話が入っています。2巻はもう12編、2月に刊行予定とのこと、楽しみです。

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2007年12月 8日 (土)

絵本 「はこ は はこ」

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 はこ
 は
 はこ?
アントワネット・ポーティス作
中川ひろたか訳
光村教育図書 本体1400円


物語の絵本でなく、イメージ絵本といったら良いのでしょうか。子どもの想像そのままを絵本に表現したような、その意味ではむしろ少しおとなになりかかっているような若い人向きのおしゃれな絵本です。箱があってそのまわりにいろいろなイメージか描かれています。うさぎでしようか、その側にあるのは「はこ・箱」、と、おもいきや、それは車でも山でも家でもあるのです。でも、そうすると一体どれがはこ?なんだか哲学問答みたい。「これはぼくのことをいろんなところに運んでくれるものなんだ」そうそう!想像の力がはばたけば、これははこであってはこではない。ふーん!わかったようでよくわからない。でも、この絵本を見ているとそれが全部納得するから不思議だね!


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2007年12月 6日 (木)

クリスマスの日の絵本

 クリスマスの本のほとんどがイブの話です。この絵本はサンタクロースからプレゼントをもらった後のおはなしです。
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「サンタクロースとぎんのくま」
マレーク・ベロニカ ぶん・え
みやこうせい やく
福音館書店 本体1200円




森のはずれに住んでいるマルチとモニカの家にもサンタクロースがきました。お兄さんのマルチには「ぎんのくま」をいもうとのモニカには「まり」がプレゼントです。でも、マルチがぎんのくまをレーサーにするために車を作っている間、モニカが欲しがってもっていってしまいます。とりっこのけんかをして、お兄さんのマルチが取り返しましたが、モニカのことがかわいそうになって同じものを買ってやろうとします。でも、どこにも売っていません。こまっていると雪だるまがサンタクロースにお願いすればと教えてくれます。マルチは雪の中がんばってサンタクロースの家に出かけて行きます。
作者には小さなライオンに勇気をもらったお話「ラチとらいおん」の絵本やとても色のきれいな絵物語「ブルミンとアンニパンニシリーズ(風濤社)」があります。ハンガリーのブタペスト出身で、人形劇やアニメションが盛んで、絵本にもその影響が大きく感じられます。
 ところでハンガリーではサンタクロースは雪だるまの街に住んでいるのです。その家はみんなちがう色で小さな雪だるまがたくさんいます。それに、サンタクロースのお供はクランプスという小さな小鬼で、イブにはくたびれてサンタクロースのポケットに入ったままねむっています。
とてもかわいい絵本です。


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2007年12月 5日 (水)

裁判員制度について

 ブラックジョークとしての『裁判員制度の正体』
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西野喜一の、講談社現代新書の帯にはこうあります。「日本の司法を滅ぼす、問題山積の新制度2009年までに開始予定。元判事の大学教授が「赤紙」から逃れる法を伝授。恐怖の悪法を徹底解剖」。凄い言われようです。
 読んだ感想は、ふたつあります。ひとつは、わかりやすいという事です。専門的なのにスラスラ読める。知識を覚えさせる本でなく、理屈・道理を説く本になってるからでしょう。その道理も、普通の常識で腑に落ちる説明になっています。裁判官の書く文章は悪文だとよく言われますが、著者は違います。逆にこの人の判決文を読んでみたくなります。わかりやすいのは、著者の主張がはっきりしているからでしょう。おかしいものはおかしい。現職でないから、遠慮がいりません。
 ふたつめは、これだけ深刻な問題を書いているのに、おもしろい、いっきに読める事です。はっきり言って、笑っちゃう。ブラックジョークです。
 この本では、陪審制と参審制の違いも説明しています。陪審制の導入を検討してたのが、なぜ参審制の裁判員制度になったのかも、ちゃんと書いています。その司法制度改革審議会のいきさつの、ドタバタ喜劇、できの悪いテレビドラマと言ったら、テレビ局が怒るでしょうね。こんな連中が日本を動かしているかと思うと、腹が立つ前に笑っちゃいます。いちばん悪いのは、連中を任命し、答申を採用した時の首相ですが。つっこみどころ満載ですので、著者は折に触れ、審議会と最高裁の無責任さを指摘しています。
 さてこの本には、裁判員選任から逃れる技術が書いてあります。これは類書では初めてです。アナだらけの制度ですから、手はいくらでもあるのですが、まず、選任の為の呼出状を無視するという手があります。行かない、連絡をしない事です。連絡をすると、呼出状が届いたのがわかってしまいます。また受け取りを拒否したり、家族が本人に渡すのを忘れたりしても、罰則はありません。もし次の手続きに行きたい人には、質問票が送られてきます。これにウソを書くのは罰されますが、何も書かない、返送しないのは、罰されません。ここまで読んで、なにかに似ていると思った人もいるでしょう。そう、振り込めサギへの対処法です。決して、連絡したり送金したりしてはいけません。最高裁の権威も地に墜ちましたネ。
 なかでも、著者がいちばん問題にしているのは「信念として、人を裁きたくない」という理由が、まだ認められていない事です。もしこれが認められないなら、その人は最高裁まで争うべきです。ただ忙しい人もいるでしょう。なにも過料を払わなくても、その人向けには、「信念として、全員無罪にする」あるいは「全員死刑にする」「評議では絶対意見は述べない」と言えば、必ず選任から落とされると教えています。行儀が悪いかもしれませんが、まともでない制度に、まともにつきあうこともないのです。      
 裁判員制度では、周防正行が『それでもボクはやってない』で描いた冤罪は、絶対なくならない、むしろ増える事がわかります。
 この裁判員制度は、郵政民営化、地上デジタル化とともに、行政改革の3大愚策として、歴史に残ることでしょう。 
   高橋峰夫

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2007年12月 4日 (火)

絵本「せんをたどって」

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「せんをたどって」
ローラ・ユンクヴィストさく
ふしみみさを やく
講談社 1500円




あさのまちにでかけます。まちの様子。人々か目を覚ましました。車に乗って、海を渡り、空を飛び、静かな森の動物に会いに行く。そして、小さな家にたどりつく。
とてもふしぎな絵本です。一筆書きで描かれているので、想像と一緒に線はどんどん伸びていきます。
読んでいる人だけでなく、背景も一筆書きで描かれています。
画家はスウェーデンからニューヨークへ、広告、企業の広告なども手がけているデザイナー、スウェーデンもニューヨークも先進的なデザインが試みられている都市ですが、絵本にも色濃くあふれています。とても斬新な絵本です。

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2007年12月 3日 (月)

復刊「だむのおじさんたち」

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「だむのおじさんたち」
加古里子さく・え
ブッキング 本体1800円




 1959年「こどものとも」でだされたものの復刊です。前の本を知っているので、とてもあざやかな本になって驚きました。特に山並みがきれいにでています。紙の質にもよるとおもいますがブルーを背景に全体に明るくなって、その明るさがこの時代を表現していると思います。でも、一方では確かに古い。たとえば、いま、ひじやひざの部分につぎのあたった洋服を着ている子どもはいません。(いまは、わざと破けたジーンズをはいていますが。)私のような年代にはとても懐かしい情景です。東京オリンピック以前の日本、60年安保やその後の大学闘争、そして、日本中を変えてしまった高度成長、まっしぐらに時代はすすんでしまった、敗戦以後、得た物も多いけれど失った物も限りなく大きい時代です。失った物、それはこの絵本に描かれているものです。身を粉にして汗をかき力を出してつくりあげる、それが働く事の基本だということ、その場ではお互いの信頼関係がないとだめだということ、(信頼関係のないところでは事故がおきます。)生活を豊かにしていく科学の進歩、それらが前提になってこの絵本は描かれています。作者は絵本作家であると同時に科学者なので、そのことは緻密な表現ひとつみてもわかります。そして、ダムをつくった日本のおとうさんたち、子どもたちも、動物たちも、みんなそれを喜びと思っている、表紙のおじさんや子どもたちやサルやリスが手を挙げ指差しているのは、ダムであり未来でもあるのですが、失った物への反省をこめて、子どもたちに読んでその時代を伝えたいと思います。
 たとえば、学校で「はたらくくるま」の授業があります。働くくるまの構造的な本はかなり出版されていますが、ほとんどに働く人、その車を動かしている人たちを描いている本は少ない、授業のなかでその視点をきちんと子どもに教えて欲しいのです。特に抽象的なものを理解できる以前の子ども時代には、いろいろな人がいて生ものがいて、社会が成り立って続いてきていることを知って欲しいと思います。
 この作者の眼差しは明るく、暖かく、それはこれから生きて行く子どもたちにとってはとても大切なことで、子どもたちが加古さんの本が大好きな理由はここにあります。

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2007年12月 2日 (日)

14ひきのもちつき

9784494007950


「14ひきのもちつき」
いわむらかずお作
童心社 本体1200円




ファンお待ちかね。待望の14ひきシリーズの新刊がでました。来年はねずみ年でもあり、しばらく出版されなかったので
待っているファンは大喜びです。いっとき絵が平坦に思えて、ちょっと魅力が欠けたようにおもえたのですが、今回のこの本は原作どおりの楽しさが感じられます。この新刊は「もちつき」のお話、もう個人ではおもちつきなどとうてい出来そうもなく、その時の様子などなかなか伺い知ることもできません。でも、読んでいるうちに餅をつく音や歌まで流れてきそうです。みんなで役割分担をして、きゃっきゃっきゃ!と笑い声まで聞こえてきそうです。ところで、あなたのうちのお餅は角、それとも丸ですか?どんなお雑煮を食べますか?


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2007年12月 1日 (土)

2007年最後の月

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2007年も最後の月になりました。紅葉のおそかったイチョウもやっときれいになりました。街はクリスマスから新年にかけてにぎやかに飾りつけられています。毎年その電装のことで気をもむことがあります。木や植物に飾る場合があり、特に欅は枝が真直ぐ天を向くために利用されることが多く、長時間電気をつけられていやだなぁと思います。近年はあまり景気が良くないのか、だんだん時間が短くなり、少しばかりほっとしています。店の近くでは千葉県警の建物を造っていて、そこにちょっとすてきな電装がお目見えしました。うまく写真が撮れないので、お見せできないのが残念ですが、飾られているのは工事のクレーンです。高い所で赤い光が点滅するのは良くあるのですが、この飾りはその下に安全マーク、その下から地上までまっすぐに電気がついてきれいです。家や木や動物たちや、もちろんサンタクロースなどをかたどったのは良くありますが、工事中のこんな飾りを見たのははじめて、とてもおもしろいとおもいました。
 1日から3日まで開店31年の記念セール、そして、クリスマス近くと会留府の店では2回一年で一番忙しい時を迎えます。いつもはあまり店内の飾りもないのですが、さすがにあっちこっちに(と、いっても狭い店ですが)サンタクロースがいて、本もクリスマスの絵本が多くなるので、とてもカラフルになります。28日までお休みはありません。プレゼントにあげる本、プレゼントに欲しい本が見つかりますよ。どうぞお出かけ下さい。


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