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2007年10月 3日 (水)

映画「ピーター・ラビットの作者」

10533


「ビアトリクス・ポター
描き、語り、田園をいつくしんだ人」
ジュディ・ティラー著 吉田新一・訳
福音館書店






おとぎ話としての映画『ミス・ポター』
 (1)
 絵本『ピーターラビット』の作者ビアトリクス・ポターの伝記映画ができました。ファン待望の映画と言えるでしょう。ポターの絵本が好きな、大人の観客が大勢いました(子供はほとんどいませんでしたが)。そして期待を裏切らない、絵本の雰囲気どおりの、楽しい映画に仕上がっていました。と、こういった口調で書きましたが、マーガレット・レインの、『ビアトリクス・ポターの生涯』(福音館・品切れ)を読んだ方なら、肯いてくれると思います。といっても、別に嘘の映画ではありません。
 ポターの人生の、いちばん前半の部分を描いた映画です。
自費出版の本を出版社へ売り込み、成功し、やがて担当編集者と婚約しますが、その1か月後に婚約者は死んでしまいます。2人はともに40歳前でした。悲劇のヒロインにぴったりのストーリーですが、残念ながら事実です。白血病だったと言われています。
 映画の構成は、多少事実と違っています。プロポーズのシーンは感動的に描かれていますが、実際は、手紙でのプロポーズだったそうです。婚約に反対され、両親と言い争うシーンは、ポター家の出自を説明するのに必要な台詞だったようです。「声を荒らげて争ったり、対決したりすることは問題外だった」(『ビアトリクス・ポターの生涯』)。映画のような言い争いは、彼女の2度目の婚約・結婚の時、46歳になってからのようです。でも映画はその前で終わっています。映画では、婚約者との死別後、ポターはソーリー村でひとりで暮らしますが、実際はムリだったようです。実際に両親と離れて暮らすのは、彼女の結婚後でした。
 とにかく美しい自然、絵本の主人公が動きだすシーン(ディズニーが『メリー・ポピンズ』でやった手法ですね)、ビアトリクスと弟の子供時代のシーン、当時の印刷技法や、汽車旅行、彼女の性格描写、見どころ満載です。つまりこの映画は彼女が、絵本作家として成功していくサクセス・ストーリーであり、失恋を乗り越え成長していく映画なのです。主役を『ブリジット・ジョーンズの日記』のレニー・ゼルウイガーがやっているのも納得です。
(2)
 映画がポターの前半生で終わったのは正解です。完結性があります。というのは彼女の後半は、全く違った人生だったのです。結婚後は絵本を捨て、ソーリー村の農場経営者、かなりつっけんどんな農婦として生きます。面会や伝記を拒否し、グレアム・グリーンの批評を非難します。
 ポターの素晴らしい作品は、かなり特殊な環境から生まれたのでしょう。彼女の父は弁護士で、絵画と写真と釣りを愛好していました。弟は画家を志しますが結局、姉と同じ後半生を生きます。いや、姉が弟の人生をうらやんだのです。姉の結婚のために両親を説得しに、スコットランドから出てきた弟は、この時はじめて、自分は農場に引っ込んで、田舎の娘と11年前から結婚していることを、打ち明けたのです。姉弟は上流家庭に縛られ、絵を描くことしかできなかったのです。その中からポターの絵本が生まれました。そのために彼女は、どれ程の犠牲を払ったことでしょう。しかし絵本の報酬として(はじめはお金の形をしていても)、田舎の生活が手に入ると知って、どんなに喜んだことでしょう。これこそが彼女が望んでやまなかった人生なのです。絵本は代償行為にすぎなかったのです。彼女の晩年の写真には、いきいきとした老婆が写っています。ソーリー村の「湖水地方の人々はさからえば危険であるが、愛するならごく安全な人物として彼女を尊敬するようになっていたのです」
 晩年のナショナル・トラスト運動を含めて、痛快な生き方をしています。私にはミス・ポターよりも、このヒーリス婦人の生き方のほうが魅力的です。でも映画になっても、客は入らないでしょうネ。                      
       高橋峰夫

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