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2007年9月11日 (火)

海からのおたより2007年9月

 青いクラゲと青い貝

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ギンカクラゲ

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カツオノカンムリ

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カツオノエボシ


秋の初日、海水浴の人たちが去った海岸にはたくさんのギンカクラゲが打ち上がっていました。ギンカクラゲはかっぱのお皿のような形をした青いクラゲです。あたたかい海の海面に浮かんで暮らしています。このクラゲはいつでも見ることができるわけではなく、黒潮が陸地のそばを通り、しかも風が海から陸にふいたときにだけ打ち上がるようです。触手がくさってしまうとまるで“干からびた大根の輪切り”のようになってしまいます。わたしも初めて見たときは植物かと思ってしまいました。今回見つけたギンカクラゲは生きたものもいて裏返すと元に戻ろうとするのもいました。私自身たくさんのギンカクラゲを見たのははじめてのことです。円くて銀貨のようなのでギンカクラゲと名がついたのでしょう。大きさは500円玉くらいのものから直径1センチにもならないものまでいろいろでした。ほかにもカツオノエボシ、カツオノカンムリといった青いクラゲが海岸に打ちあがっていました。風船のようなカツオノエボシの触手には強い毒があってデンキクラゲとも呼ばれています。刺されると水ぶくれになってひどいときにはショックで命を落とすこともあるそうです。カツオノカンムリはからだの一部がヨットの帆のような形をしています。海面に浮かんでそこで風を受けます。これらのクラゲの下にはカツオの群れがいる、といわれています。青いクラゲを見つける、それは宝物さがしの一歩です。
バケツを持った数人の子どもたちがクラゲをつついてキャアキャアいっています。波打ち際のアカクラゲに手を伸ばそうとしているので「毒があるよ」とおしえてやりました。足元にたくさんいたギンカクラゲの話をしながら今採ったばかりのお宝を見せました。
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ルリガイ
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「青い貝のたまご」



これはルリガイという貝です。貴重な貝ではありませんが運がよくないと拾えない貝でコレクターあこがれの貝です。泡でつくった“いかだ”にぶらさがりながらさかさまになって海を漂います。陸から遠く離れた広い外洋で群れになって青いクラゲを食べて生活します。大量に漂着することもあるようですがわたしはまだ見たことがありません。青いクラゲがいることはルリガイの群れもいっしょに流れ着いているかもしれないというサインです。その話をすると子どもたちはわたしの行こうとする方にみんな飛び出していきました。あの子たちが先にルリガイを見つけてしまうかも、と思いながらふと浜に目をやるとやしの実が落ちていました。館山に引っ越してきたばかりのころに拾って以来です。長い旅をしてきたのかいろいろなものがついています。意外に重いやしの実をかかえてみるとそれだけでしあわせになってくるような気がしました。
水面を漂う青いクラゲと青い貝は海に同化してよく目を凝らしても見えません。館山湾に群れが来ていてもわたしたちが目にすることができるのは打ちあがってからです。この浜ではたまごがついたルリガイの“いかだ”もみつけることができました。たまごも紫色をしているのでびっくりです。
遠く小笠原には台風がいます。とくべつ海は荒れているようには見えなかったのですが黒潮からのおたよりは海のロマンを運んできてくれました。

どんぐりつうしん変集長 谷口優子

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コメント

この土日は、私の地元・材木座でも5年ぶりくらいにルリガイが大量漂着していました。ルリガイ・アサガオガイに混じってヒメルリガイも久し振りに見つけました。
青いクラゲ達の色は、上空からの捕食者(鳥)から身を守るための保護色という話ですが、青い貝たちはなぜ青いのでしょうね。同じように保護色なのか、青いクラゲを食べるから青くなるのか・・・?

クラゲも貝も目がないのにどうして青いのでしょう。
旅をしているうちに染まってしまうのかしら。同じなかまのヒルガオガイはタニシそっくりでこれも不思議ですね。

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