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2007年4月 5日 (木)

「こころ」の問題

新学期がはじまりました。入学、進級と子どもたちならず、なにか心騒ぐ季節です。ひとつは入学、とくに高校の進学については期待をふくらませている子どもと、思ったように進路がとれずに、落ち込んでいる子どもと、最近の入試を知るにつけて、心のの重い部分があります。
 というのは、ともかく中学生があまり良い状況におかれていない、会留府へ来る子どものなかにも中学時代に不登校や、いわゆる「ひきこもり」を抱えている子どもがみられます。全体的にまじめとみられている子どもにその傾向ががみられます。いつの頃からでしょうか、「まじめ」ということは、なぜかバカにされることになりました。ユーモアをもっていることはとても大切なことで、私はうらやましく思いますが、ユーモアということでなく他の人をおちょくるというか、バカにするというか、調子の良い要領の良い人が[まる]みたいな風潮です。だから、周りの人とうまくやっていくことがとても難しい、そして、うまくいかないといじめにあったり、排斥されたり、でもそれもその人の個性なので、少し見守る、そっとすることが必要に思います。他の人を尊重することは、なにもその人を持ち上げることだけではありません。
 それと、レッテルづけ、これもひどく気になります。先日塾の教師が教え子を殺してしまう事件のことが報道されました。私はもちろん加害者の弁護をするつもりはありませんが、メディアのとらえかたにはとても抵抗がありました。つまり、加害者は「アスペルガー」と書かれていました。「自閉症」とか「ADHD」とか「注意欠陥多動性障害」、そして、「アスペルガー」とか良くわからない言葉が学校、教育界にとびかい、なにか事件があるとそれらの言葉がメディアをにぎわせます。不登校から学校、教育相談センターにいき、これらの名前をつけられる子どもたち、これらの名前は病名でなく、障害とされます。ボーダーラインの子どもも含めて、一体良いことなのか私には疑問に思われていました。
 そんななかで、以前買っておいた本を探して読み、納得というか、やっぱり心して考えたいと思いました。
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「こころ」はどこで壊れるか
精神医療の虚像と実像
滝川一廣・著
聞き手・編:佐藤幹夫
洋泉社 本体680円


「こころ」とはなにか・警察に行けば「非行」、病院へ行けば「行為障害」・分類は「診断」ではない・そして、判定のための「DSM」のことなど、ああそうかと思うことが多く書かれています。おとな社会のこと、診断するのは良いけれど、その後社会へどうアプローチしていくのかがとても疑問に思っています。生きにくいこの社会のなか、何をたよりにしていったら良いのか、最終的には自分しかたよりにできないのだ、だからそのためにいろいろな人と交わり、本を読んでほしい。たとえ希望的観測だとしても生きていればつらいこともあるけど、なにかしら良いこともあると伝え続けたいと思います。


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