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2006年9月 1日 (金)

海からのおたよりー夏休み番外編1

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大森浜 函館山の展望台



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大森浜と護岸工事の作業船




夏休みにおとうさんのふるさと、北海道・函館市に帰省してきました。わたしたちはいつものように浜を歩いてきました。
 ここは函館市内の大森浜。函館山から湯の川温泉まで長く続く砂浜です。ことし生誕120年をむかえた石川啄木が終生愛したといわれています。彼は明治40年の夏を函館で過ごしました。
「大森浜から対岸の下北半島と津軽半島が見えたら明日は天気が悪い」と地元ではいいます。目の前にひろがる海は津軽海峡です。波は穏やかでしたがこの日も水は深い色をしていました。とても暑かったせいか対岸はぼうっとかすんでいました。夏の日差しのためか、砂浜の砂が白く輝いて見えました。こんなにきれいな砂だったかしら、と思いながら歩くと、きゅっ、きゅっ、と音がします。もしや鳴き砂?石英(水晶)の混じる粒のそろったきれいな砂浜はしばしば鳴くといわれています。日本では「鳴き砂」の浜は127か所が確認されています。*私の知っている限りでは函館・大森浜は鳴き砂の浜ではありません。おとうさんに聞いても「この浜は昔から廃水などできたないので遊んだことはない」、といいます。少し調べてみようと持ち帰ってきました。
日本中の海岸で侵食が問題になっていますが、この海岸も侵食が進み、砂の流出防止の工事がおこなわれていました。啄木がいた頃からすると(約100年前)40メートルも砂浜が消えた、と地元紙が伝えています。おとうさんがこどものころには海岸通りにはまだ「砂山」があったそうですが、高度経済成長とともに建材として使われるようになって、いまはその面影は残っていません。
 
 潮かをる北の浜辺の砂山のかの浜薔薇(はまなす)よ今年も咲けるや
石川啄木  「一握の砂」より
 
どんぐりつうしん変集長    谷口優子

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