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2006年8月 4日 (金)

海からのおたより−8月

  盤洲干潟のスダテあそび・一の巻
 
みなさん、「スダテあそび」ってごぞんじですか?干潟に迷路状に網を張っておいて潮の満ち引きを利用して魚を迷い込ませるという伝統的な漁です。かつては大名あそびとよばれたぜいたくなレジャーだったそうです。今月はNPO法人盤洲里海の会主催のスダテ交流会に行ってきたレポートです。

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「スダテ」
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「干潟のアサリ漁」
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「料理専用の船」
 
盤洲(ばんず)干潟は東京湾に唯一残っている自然の干潟です。木更津というよりも東京湾アクアラインの下、といえばどこにあるかだいたいおわかりになると思います。アクアラインの千葉側には広大な干潟が広がっていて豊かな漁場になっています。春から夏いっぱいはスダテ(簀立て)の季節。橋の上から見るとなにやら矢印のように棒が立っているのが見えるはずです。スダテは現在、千葉県ではこの木更津市の金田と富津のみでおこなわれています。
この日、(7月28日)の出発は午前10時。お客さんは船で目的地のスダテまで連れて行ってもらい、潮が引いたところで魚を獲ります。船は毎日同じ時刻には出ません。この日の干潮は午後12時半です。干潮に合わせてその日その日で出発時刻がかわるのです。また、潮によってスダテ漁はできない日があります。もちろん荒天でもできません。船の方に話を聞くと、月の半分ほどしかスダテはできないそうです。漁港を出ると海の水が引き始めたアクアラインの下でアサリ漁をする漁師たちがいます。早くも船の上のわたしたちも気分は漁師です。
スダテの網の中にはどんなお魚がいるのでしょうか!まず、キケンなアカエイなどがいないか確認してもらいます。それから船をおりて、それぞれタモ網を持って魚を獲ります。まだ潮は引きっていないので水は足の付け根までありますが一行40人はそろそろとスダテの網に入っていきます。網といっても漁で使うような網ではなく、金網です。下は細かい砂地で波が来ると倒れそうな感じがします。しばらくして「やったー、素手で捕まえたぁ〜」と次男がいきなり見せてくれたのはダツ。最近たくさん獲れるそうですが食べるところが少ないとのことでした。あちらこちらで歓声が聞こえます。魚のほかにはクルマエビ、ガザミなどがいるそうです。網は沖に向かって矢印のように張ってあります。魚は網に沿って泳ぐうちに迷い込んで出られなくなるしくみなのですが、人間も夢中になって魚を追っていると出られなくなってしまいます。
しばらく遊んでいるうちになにやらいいにおいが・・・スダテ遊びにはお昼ごはんがついていて別の料理専用の船で天ぷらを揚げ、獲った魚はその場で調理してもらえるのです。カモメは落とした魚の頭がもらえることを知っているのでよってきています。獲れたてのスズキは氷で〆て「洗い」に(これが最高においしかった)、名物のアサリ汁のおいしいこと!カレイの煮付け、アオヤギの酢の物、すべて地のものだそうです。繁殖すると漁の妨げになるという海藻のアナアオサも天ぷらにすれば立派な海の恵みになっていました。たしかにぜいたくなレジャーです。
     どんぐりつうしん変集長 

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