2018年11月11日 (日)

憲法カフェまた・また

      憲法カフェまた・また番外編 「沖縄」


 憲法カフェのなかで沖縄のことをとりあげました。定例に参加している人で半年くらい沖縄で暮らしている人がいます。沖縄のことを勉強するということで1回は歴史、もう1回は沖縄のかかえている問題点をとりあげてお聞きしました。そして、まず参加している人全体に、私たちはあまりにも知らなすぎるということから、何回か学習会をもつことにしました。
 
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11月13日(火)7時から 会留府で 参加費500円
     DVD「いのちの海」をみる。
     「はじめての沖縄」岸 政彦 著を読んでの話し合い

 2月にも予定しています。
沖縄の民意を拒んでいる日本政権、私たちはなにを考え何をすべきか話し合っていきたいとおもっています


 


2018年11月10日 (土)

かぜのひ

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「かぜのひ」
サム・アッシャー作・絵
吉上恭太 訳
徳間書店 本体1600円

以前同画家による「あめのひ」が出版された。これはその姉妹編、やはりおじいちゃんと男の子の風の日の話だ。男の子が朝目をさますと外は嵐、何もかもひっくり返るような風が吹いている。男の子はおじいちゃんに言う。”おじいちゃん外に遊びにいこうよ””凧あげにはもってこいの風だ。ところで凧はどこにしまったかな?”おじいちゃんと家の中を探しまくるけど凧はみつからない。ー外はかぜがビュービューとふいている。ー(このページをめくるたびにくりかえされる言葉はこの物語のおもしろさを強める)やっとみつかって凧あげのワクワクした気持ちが倍にふくらむ。でも強い風がふいて凧もろとも上に上に。
 おじいちゃんとのちょっとした冒険話、”また、いこうね。おじいちゃん”おじいちゃんの孫にひかれてのなつかしい冒険話。孫との冒険のひととき。落ち葉のあざやかな赤がとてもきれいだ。
 私にも祖父がいた。いっしょに暮らしたのは5年くらいだったけれど、無口で不器用な祖父が時々なつかしくおもいだされる。凧揚げはしなかったけれど釣りに連れて行ってもらったり、でもその時はほとんど祖父とおしゃべりもしないで、夕方までだまって並んでいた。学校が嫌いになって、行きたくなかった頃の話だ。


2018年11月 7日 (水)

リズムがみえる

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「リズムがみえる」
絵 ミシェルウッド
文 トヨミ アイガス
訳 金原瑞人
監修 ピーターバラカン
サウザンブックス社 本体3000円

自分のほうから注文ださないと本は店に入ってこない。だから、この本も新刊案内や新聞や雑誌での案内を見ないままにいると、どんな本が出ているか?は解らない。この本もそうだ。この本はクラウドファンデイングで出版された、気がつかなかった。クラウドファンデイングというのは一口でいうと主旨に賛成した人が設定された人がお金を出し合って希望を企画することだ。お金が期間内に集まらない時はその企画は中止になる。現代らしいひとつの方法だ。もちろん参加はwebをつかう。
「リズムがみえる」この本はアフリカ系アメリカ人の音楽の歴史が見開き1ページで描かれている。まずはじまり1500年代初め、宗教や民族の伝統から生まれる。奴隷商人に買われてアメリカへー奴隷の歌(プランテイションのリズム・1776年アメリカ合衆国誕生)ーブルーズの誕生(リズム・寂しさ・希望・誕生・奴隷の歌と黒人霊歌)ーラグタイム(やっと手に入れた自由1890年)ージャズの誕生(1900年代大衆音楽)ースウィング(ビッグバンドジャズのリズム1920年〜1930年代)ー女性ジャズシンガーのリズム(ママやパパがお金持ちでも自力で生きる子こそ強いのさ 自力で生きる子・・・)ービバップ(聞くための音楽1940年のはじめ)ークールジャズ(若いミュージシャン、表現の自由)ーゴスペル(アーメン)ーリズム&ブルーズ/ソウル(WVONニグロの声1960年代)ーブラック ロック(たちあがれ!なにがあっても、おまえはおまえなんだ公民権を、世界に平和を)ファンク(強烈なシンコペイションのリズム)ーヒップ/ヒップホップ(わたしのなかのアフリカ、自由)。
 左ヘージに絵、油絵で描かれた力強い絵、そして右ページにかかれている言葉、詩、祈りが続く。
良い本にめぐりあえた。ラジオではアメリカの中間選挙のニュースが流れている。そして、沖縄の人びとを思いだした。音楽は、詩は、言葉は、そして絵、私たちの生きる力になるのだとおもう。

2018年11月 5日 (月)

そらのかんちゃん、ちていのコロちゃん

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「そらのかんちゃん、ちていのコロちゃん」
東直子 作
及川賢治 絵
福音館書店 本体1500円
かんちゃんは雲の上に住んでいます。雲は食べられます。わたあめのようで、ある日かんちゃんはむしって食べていたら穴が開いてそこから下に落っこちてしまいました。落ちたところは暖かい水の中、顔を上げてみると目の前に女の子の顔がありました。女の子もびっくりしています。かんちゃんと女の子コロちゃんの出会いでした。そこは地底でコロちゃんが住んでいました。地底の国は火山の中にありました。 
 この本はなんだか面映い本でした。小さい子どもが身の回りにいない私はこの物語も絵もまるで幼い子どもの世界そのもののようで、読みながら不思議な感覚におそわれました。幼い子どもの世界、感覚の世界なのですがなにかなつかしく、おもわず笑いながら読みました。もしかしたら私が若い働き盛りの時だったら
さあっと読み飛ばしたような気がします。一人で読んでもつまらない、思った様に心は広がらない、つまらないとは思わないけど、楽しめないような気がします。
 歳をとると子どもにかえるといわれますが、この本はその言葉が似合う、楽しかったのは私も歳をとったと、ただ嫌な感じはなく、証明されたように思います。


2018年11月 2日 (金)

せん

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「せん」
スージー・りー作
岩波書店 本体1800円

少女が白いスケートリングを走っている。スケートの後は1本のせん。せんは決して真っ直ぐではない。軽やかに少女の心のように。せんは丸くリングを描いたり、羽ばたく鳥のように、かろやかに。ジャンプだ。さあ!3回転ジャンプ、あっ!成功しなかった。絶望、くしゃくしゃに丸められた紙くずのように少女が呆然とした時、男の子が、女の子がすべりこんできた。犬までも。スケート場いっぱいに少年も少女も、さっきの犬まで。大丈夫もう一度すべろうよ。たくさんの子どもたちが遊ぶ。輪になって遊ぶ。
 1本の鉛筆から生まれたドラマがこの絵本だ。


2018年11月 1日 (木)

11月の会留府

 あっというまに今年も後2カ月、それもあって今月の半ばからはクリスマスや新年の本がならびます。
毎年おくれてしまい、12月にはほんとにバタバタとしてしまうので早めに取りかかろうとはおもいながらも、年々きびしくなって(私の年齢はいうにおよばず)どうやって新年を迎えたら良いのか、正直のところ皆目検討がつきません。ただいえることは毎日の生活のことは当然、ますますきびしくなっていくのではないかと思っています。どうやってのりこえていくのか、見通しはたたないので、ともかく困難なことがでてきたら、そのつどそのつど考えていくことしかなんともいえません。
 会留府の決算は一応終わりました。正直なところ、昨年に続いて赤字決算でした。本を読まなくなったというより生活のもち方がかわってきてしまいました。スピードと量産という資本主義社会そのままです。これは読書となかなか折り合いのつけにくいことです。
考えながら生きていこうとなんとかしようと思ってはいるのですが、考えながらなどというのはちょっと不可能、一瞬に判断する、いやそれもおそいかもしれません。IT機器をつかって目配り良く生きていくことが必要になっています。そっか!学生のころ言われた様に「歩きながら考える」それでもだめだから「走りながら考える」いちいち頭がくらくらしたり、目がチカチカしたり、そんなのはダメ!いかに他の人とすばやく折り合いをつけていくかの能力が必要になります。でも、つまずいてころんだり、それより道草の名人の私はそれをやめなければ。耳元でだれかがささやきます。”おりてしまえ、おりろおりろ”と。降りた先には何があるのか。なあ〜にもない、なんて嫌だな!
 今私が一番思っていることは「沖縄の人に習いたい」と。学ぶべきことがたくさんあります。!

              <11月の予定>

maple  Y・Aの本を読む  8日7:00〜読書会 チキスト「パンツ・プロジェクト」
       自由参加               キャット・クラーク著

maple  沖縄について学ぼう13日7:00〜 映画会+岸政彦著「はじめての沖縄」を読む
       自由参加 お茶代 500円

maple  羊毛チクチクの会 15日10:30〜 ウリボウを作る
       参加予約 材料費あり      

maple  絵本の会      16日7:00〜 クリスマスや新年の絵本をよもう 
       自由参加  

maple ボランティア講座 19日10:00〜 絵本+本の紹介 「いのちについて」実戦
       会員

maple  語ろう学ぼうの会  19日1:30〜 読書会「考える子ども」 安野光雅著 


maple  グループ放課後   21日7:00〜読書会 「アップルソング」 小手鞠るい著
図書館司書 

maple  憲法カフェまた・また 27日7:00〜学習会「憲法草案を読む」千葉県若手弁護士の会
       自由参加 参加費1000円                稲富弁護士を囲んで

maple  会場はすべて会留府 自主グループもありますが お問い合わせは会留府へ
       定例会の参加費 200円から300円


  
 

2018年10月27日 (土)

くろいの

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「くろいの」
田中清代 さく
偕成社 本体1400円

一人でいつもの帰り道、塀の上に「くろいの」がいた。次の日はバス停のべんちに、次の日は花やさんに、ただ黙って「くろいの」は座っている。それに「くろいの」は私にしかみえないみたい。おもいきって声をかけると「くろいの」は黙ってとことこと歩き出した。あわててついていくと塀のやぶれ穴からなかに、ついて入って行くとお庭に。縁側の戸開けて「くろいのは」入っていった。「くろいのは」お茶までだしてくれた。そしていすから押し入れの中に入るとそこにはびっくりするものがあった。
 言葉の描かれていないモノクロの画面、細かくかきこまれた絵の背景や家のなかは少し昔のたたずまい。「くろいの」ってなんだろうか。押し入れから通じている天上うら、そこで女の子が遊ぶ。一瞬センダックの「かいじゅうたちのいるところ」をおもいだしたが、センダックの作品には押さえられた不満とエネルギーが満ちあふれていて、いかにも外国の本らしい、いやセンダックの絵本より、長谷川摂子の「めっきら もっきら どおんどん」のひとりぼっちの子どもが木のウロから異次元にいって、昔のものたちと遊ぶという絵本にちかいのかもしれない。この絵本は同じ様内容だけれど、何かのエネルギーを解放させるような絵本ではなく、むしろ共有していくようなおもいがある。それは悲しいとか寂しいとかの感情と「くろいの」と遊ぶことで折り合いをつけていく、あくまで描かれているのは女の子とひとり?の「くろいの」。
 作者はトマトさんなどの強烈なエネルギーあふれた絵本を描いているので、ちょっと感覚が柔らかく驚いた。小学校3年くらいの時の私自身を発見した。あの頃わたしにも「くろいの」はいたのだ。


2018年10月24日 (水)

ふたばからのおたより  -10月―

          
写真展 フォスター  千葉市での開催に寄せて
    (きぼーるで開催の写真展「フォスター」 会場挨拶文です)
   
私が、この写真展を初めて知ったのは、ある里親さんからの連絡だった。「こんなのあります・・」 と、お披露目イベントのチラシが添付してあった。里親家庭、縁組家庭、ファミリーホームの日常を写した日本で初めての写真展だという。今年3月のはじめ、はるばる板橋まで見に行った。
会場の壁にところ狭しと並んだ、いくつかの家族の風景。何でもない日常の風景。手に馴染んだ自分のお茶碗がある。かじって先がつぶれたお箸がある。何となく決まっていた自分の場所・・。
ああ、こんなだった。遠い昔子どもの頃の食卓を思い出す。少し昔の子どもたちがまだ幼かった頃の食卓を思い出す。いいことばかりじゃなかった。笑い転げた日もあった。言い争った夜もあった。何も話さず下を向いて食べ続けた時もあった。
家族って何だろう・・。生命って何だろう・・。
年老いて一緒に暮らせなくなった母が置いていった茶碗を見ながら、今、そんなことを痛切に考える。
制度としてとか、社会の動きとしてではなく、使い慣れたお茶碗を手の平で包み込むように、里親家庭のことを伝えられないだろうか。
千葉市で何とか写真展を開催したいと思ってます、プロジェクトチームの一人、静岡大学の白井千晶さんにそうご相談したのが、始まりだった。
この写真展を立ち上げ展開されてきたのは、写真家の江連麻紀さん、家族社会学研究者の白井千晶さん、NPO法人Umiの家代表の齋藤麻紀子さんの3人。写真展「フォスター」が動き出す経緯や「フォスター」に込められた想いは、soar(ソア)2018/03/02インタビュー記事に玉居子泰子さんが本当に素敵な文章にしてまとめられている。今回特別なお許しを得て、その全文を会場に展示させていただくことができた。配布資料としても置いてあるので、ぜひゆっくり時間がある時に読んでいただければ、と思う。
また写真展に参加された里親家庭の一つにも作文をお願いした。送られてきた子どもたちの文を読んで、襟を正す思いだった。この子たちの気持ちに応えるためにも、数多くの方々に写真展を見に来ていただきたいと心から思った。その作文も展示させていただいているので、ぜひお読みください。
いつももたもた、バタバタと連絡、ご相談することに的確に親切にアドバイスしてくださった白井千晶さんはじめ、江連麻紀さん、齋藤麻紀子さん、そして玉居子泰子さんに心からの謝意を表し、今年きぼーるでのパネル展示に携わったスタッフを代表して、この一文を寄せさせていただいた。本当にありがとうございました。
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   写真展「フォスター」の開催は 10月30日~11月5日  10時~16時
                  ただし10月30日は準備のため13時~
                      11月5日は撤収のため15時まで
                               (の)

2018年10月18日 (木)

なみだ

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「なみだ」
ーかがくのとも11月号ー
垂石眞子 さく
福音館書店 本体389円


このかがく絵本は「なみだ」になっているけれど「目」の絵本?けれど身体の目の絵本ではなく、「なみだ」のことというか理科より社会科的に描かれているかもしれない。涙はどうして出るのだろう?心と関係ある、悲しいとは限らない、嬉しくたってなみだはでる。それに出方だって人によって違う。この絵本の折り込み付録のなかで作者には二人の子どもがいるのだけれど(どちらも男の子)お兄ちゃんのほうは静かに涙を流すし弟の方は賑やかに流すとのことが書いてある。私は赤ちゃんの時ともかくなにが原因か解らないけれど良く泣いたとのこと。でも、子どもの時は「泣くのは卑怯者のすることだ。泣けば良いと思ってはいけない」と両親にいわれたことを良く憶えている。いまはここ何年も泣いたことがない。肉親などと別れをつげたときも私は涙はでなかった。涙でながせる=気持ちがいいって作者は書いているけれど、心がとまってしまったようで泣くことはできなかった。赤ちゃんの時きっと一生分泣いてしまったからだろう。でも、この絵本でも書いてある。泣いた方がいいって。男の子だから泣いたらだめ!なんてゆめゆめいわないようにしよう。目の衛生のためにも心の衛生のためにも、がまんしないで泣きたいとき泣こう。その方が良い日本になるように思う。

2018年10月16日 (火)

のってみたいな

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「のってみたいな」
こどものとも年少版11月号
たむらしげる


さあ!どうぞ。これからおでかけしましょう。なにに乗ってでかけましょうか。なんでもあります。その前にどこへいくのか伺わないといけませんね。ごいっしょするのはいつものメンバー博士とロボットくんです。海でくじら船が待っていました。それから空を飛びます。紙飛行機に乗ってついたところ、なんとパンでできた自動車に乗ります。やきたてのホワホワとしたいいにおいがします。あれ車の上でちゃっかり鳥がパンを突っついています。そんな調子で乗ってみたい乗り物といってよいのかしら?うん!乗り物だよね。屋根のないものもあるし、エンジンがみんなあるわけでもないけれど、博士とロボットくんはちゃんとみんな上手に運転をしています。もちろんともだちもたくさん乗ってくる。ちょっと怖いおばけなんかもいて乗りながらみんなで遊んだよ。最後はすっかりくたびれて月の船にのって夢の国へ。
 作者の絵本はどれも夢の世界に遊ぶことが多い。いっしょするのはロボットだったり、だからちょっと非現実の不思議な世界がでてくる。なんていうのかなぁ。SF絵本判といったら良いような絵本になっている さあ、あなたは今日はどれに乗る?

2018年10月15日 (月)

ねこの商売

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「ねこの商売」
林原玉枝 文
二俣英五郎 絵
福音館書店 本体1300円

表紙に描かれているちょっと昔風のお店、このお話の舞台です。お店は幸福堂というおまんじゅうやさんです。幸福堂ではここで作って売っています。おまんじゅうと一口にいってもいろいろあります。この季節一番売れるのは大きな栗のはいった栗羊羹、その他大福とかお団子とか、ご主人がつくります。朝、店の前をお掃除していたご主人は電柱の張り紙に気がつきました。そこには「商売繁盛のお役にたちます」まねきねこ派遣協会と書いてあります。バイバス道路ができて観光客はそっちのほうに行くので、さいきんの幸福堂のほうにくる人がめっきりへってしまい、なにか良い方法はないかと悩んでいた所です。もしかしたら、なにか良いことがあるかもしれないと張り紙にかいてあったところへ電話をしてみました。うまくつながらないであきらめかけて(いたずらかもしれないととおもったので、)そのままやめて店先にきてみるとかわいいねこがいます。派遣協会からきたと名乗ります。そして、そのネコはほんとうに商売繁盛をまねいてくれたのです。
 ちょっぴりレトロの雰囲気とのんびりとしたお話、なんだか忙しい、忙しいと働いていた私はちょっと手をやすめて、笑いながらのんびりとこのお話を楽しみました。もちろん会留府にもこんなねこがこないかなぁと思いました。ねこはきままな動物といわれますが、そののんびりとした、それでいてなかなかマイペースの動物なので犬にくらべるといっしょにいて疲れなくて良いです。お話までくたびれなくて楽しめました。画家のねこの絵いいですね。今日は来年の消費税の値上げがニュースになっています。おもわずネコになりたいとおもってしまいました。子どもというよりおとなの童話かもしれません。


2018年10月13日 (土)

あなたの言葉

 bookあなたの言葉

声を失ってはじめて

言葉の存在に気がついた

声は自分の身体をとおして

発せられる

けれど言葉は自分の身体をとおしても

言葉にならない

身体の奥で生み出された声が

少しずつ 少しずつ形になって

言葉になる

けれど それだけでも

言葉にならない

いつも側に寄り添うように心があって

ある日その心が声になって

言葉になる

あなた自身の言葉に

2018年10月12日 (金)

風がはこんだ物語

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「風がはこんだ物語」
ジル・ルイス文
ジョー・ウィーヴァー絵
さくまゆみこ 訳
あすなろ書房 本体1400円
海に船が一艘、船の舳先では音楽がながれてきて、空いっぱいにひろがっています。その音楽は馬のかたちをしています。本全体が藍から紺色に、ページをひらくと街が描かれていますが、もう1ページをめくるとその街は瓦礫の山になっています。少年、13回の冬と14回の夏が巡り、少年の胸の中にはバイオリンのはいったケース、それが少年のもっているすべて、いいえ、少年の心の中には母親や思い出がいっぱいつまっています。少年の名前はラミ、船に乗っているのは二人の子どもをつれた若い夫婦、ふところで震えている犬をつれた老人、一組の兄と弟。”おれたちみんなまだ生きている!”船といってもボートまがいの難破船のような船だ。どこへいくのでしょうか。バイオリンしかもっていないラミになんとかこの夜の海を乗り切れる様に力になるような曲をひいてほしいと頼みます。

    それは、みんなの物語
    それは、自由の歌
    それは、風のような物語  (P24より)

ラミのバイオリンから流れた物語は、私たちが良く知っている「スーホの白い馬」でした。私はもう一度ちがった物語を読みました。バイオリンの奏でるその語りは勇敢な白い馬が理不尽な地主を退治しましたが殺されてしまいます。死んでしまった白い馬は馬頭琴になり人びとに伝わり、世界を旅しながらさまざまにかわっていきます。あるところではバイオリンになったり、あるところではコントラバスになったり、時代がかわっても白い馬は弦楽器の先にあの白い馬をあらわしている形になってあります。それは人びとがあの勇敢なスーホの白い馬を忘れない様にという願いからつけられたのです。
ラミのバイオリンからながれた物語はこの船に乗った人びとを勇気づけましたが、この船がはたして希望の地についたかどうかはわかりません。
 いま、世界にはたくさんの難民が傷つき、心折れ助けを求めています。作者は「難民は困りはてて、助けを求めている地球の仲間」だといっているのではないでしょうか(P79訳者あとがきより)

«ねこぶたニッキのおつかい

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

できることから

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11月の営業とお休み

  • 11月のお休みと営業時間
    また、もとの営業時間になりました。秋晴れ、お散歩がてらにどうぞおでかけください。 お休み 5(月)・12(月)・19 (月)・26 (月)    *営業時間10:30〜6:00 日1:00〜6:00

お仲間にどうぞ

  • ー元気になる集まりいろいろー
    <時々募集!自主講座のグループ もありますが、くわしくは会留府にお問い合わせ下さい、 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     11月の予定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・*学ぼう語ろうの会 19日1:30〜 読書会「考える子ども」安野光雅・著 誰でも自由に参加できます。お茶を飲みながら。参加費200円  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     *ボランティア講座 10:00〜 子どもたちに本を読むボランティアに参加している人 今月のテーマは「いのちについて」絵本を読む+本の紹介 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・*Y・Aの本を読む会 8日(木)7:00〜読書会「パンツプロジェクト/K・クラーク著」参加自由  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・  *グループ放課後 21日(水)7:00〜 図書館司書 読書会「アップルソング小手鞠るい・著  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・*絵本の会 16日(金)7:00〜絵本を持ち寄って。「テーマ冬がくる!絵本」誰でも参加  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・     *憲法カフェ また・また 27日(火)7:00〜 今までをもとにあたらしくスタートです。「憲法草案について」ゲスト千葉県若手弁護士会・稲富弁護士 会費1000円 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    *羊毛ちくちくの会 15日(木)10:30〜 ウリボウをつくります。参加はだれでも、材料費代有り     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                                                                                                                 
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