お仲間にどうぞ

  • ー元気になる集まりいろいろー
    <2018年度の募集はじまり ました。自主講座のグループ もありますが、くわしくは会 留府にお問い合わせ下さい、 *ボランティア講座と絵本の会は5月からスタート 参加募集中> ・・・・・・・・・・・・・・・              =4月の予定=    *学ぼう語ろう〜9日10:00〜話し合い「母の友 4月・5月号」で  ・・・・・・・・・・・・・・・        *Y・Aの本を読む会 12日  (木)7:00〜読書会「天盆」  王城夕紀著 ・・・・・・・・・・・・・・・  *羊毛チクチクの会 19日10:30  〜(事前参加申し 込み受付)        ・・・・・・・・・・・・・・・ *グループ放課後 14日 (水)7:00〜読書会(公共 図書館司書・その他) ・・・・・・・・・・・・・・・*憲法カフェプラス24日(火)  7:00〜選挙法について学ぼう  お話 千葉県若手弁護士の会お茶と パン付き800円                                                                                                                         

4月の営業とお休み

  • 4月のお休み
    *お休み 2日・9日・16日・23日・30日の各月曜日 *営業時間 10:30〜6:00 日曜日は1:30〜6:00

これからの会

  • 子どもと本これからの会
    読書は知識や楽しみも含めて心の栄養を与えてくれます。そして考える力になります。 被災地の子どもたちに本を届けたい、身の回りの子どもたちの環境を考えていこうという、二本の柱をたててボランティア活動をすることで出発しました。 いろいろの方たちの希望と力を持ち寄って、すばやく、やわらかく、活動を続けていきたいと思います。参加される方は参加登録してください。 世話人 坂上・宮田・大山   

募金にご協力ください。

  • 募金にご協力ください
    いつもアジアの子どもたちに絵本を贈る運動に会留府も参加している団体。公益社団法人シャンティ国際ボランティア会へ。http://www.sva.or.jp *郵便振替口座 00170-8-397994 口座名 SVA緊急救援募金 東日本大震災募金」と記入 (青い用紙が郵便局にあります)一口1000円から  みんなの小さな気持ちを!!
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2018年4月21日 (土)

チトくんとにぎやかないちば

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「チトくんとにぎやかないちば」
アティヌーケ文
アンジェラ・ブルックスバンク絵
さくまゆみこ 訳
徳間書店刊 本体1600円

大判な絵本、市場のなかの中心に母子、チトくんはおかあさんと市場にきています。おんぶされている黒人の子どもチトくん、おかあさんと見合わすまなざしは、市場に買い物にきた親子の楽しそうなようすが読む人にも伝わってきます。市場はとても賑やかできょろきょろしているチトくんにバナナ売りのアデさんがバナナを6本くれます。チトくんは人気者、市場のみんなに声をかけられ、何かしらプレゼントをもらいます”わぁ!うれしくなったチトくんバナナを1本食べて後はおかあさんが頭にのせている籠の中にポンといれます。そして、次はオレンジ売りのフェミさんが汁気たっぷりのオレンジを5コくれました。一つを食べて残りはお母さんの頭の中の籠のなかに。いつでもお母さんは買い物に夢中で気がつきません。でも最後にはとうとう気がついてびっくり!籠にいっぱいいろいろのものが入っているわけをみんなが話してくれます。
 とても明るい楽しい絵本です。市場にはたくさんのものがあって、たくさんの人が働いています。みんなチトが大好きです。子どもたちも仕事を手伝ったり、遊んだり。おおらかな明るい絵にひかれて読んでいるあなたもチトくんと市場で買い物をしているような気がします。

2018年4月20日 (金)

もしぼくが本だったら

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「もしぼくが本だったら」
ぶん ジョゼ・ジョルジェ・レトリア
え アンドレ・レトリア
やく 宇野和美
アノニマ・スタジオ 本体1800円


絵も内容もシンプルで、でも奥の深い絵本です。ポルトガルの絵本とのこと、「はしれ!カボチャ」という楽しい絵本が出版されています。「はしれ!カボチャ」の時には思っても見なかったのですが、この絵本はポルトガルの絵本というよりとてもデザイン性がたかく、ゆっくりめくってすぐにひきこまれてしまいました。それは絵だけでなく文が内省的だからかもしれません。内省的といってもユーモアのある哲学書?みたいです。
「もしぼくが本だったら つれて帰ってくれるよう出会った人にたのむだろう。」どう答えようか。「もしわたしが本だったら 手に取ってひらいてみてほしいとたのむだろう」今日のように明るい春の日では、ベンチに座ってきっと私を手に取ってしばらく読んでくれるにちがいない。そして、抱えて帰っていくか、もしかしたら、そっとここに置いて行くかもしれない。そんな時「もしわたしが本だったら、今日はとても良い日」というにちがいない。bookあなたに出会えたのだから!


2018年4月16日 (月)

たんぽぽのまほう

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「たんぽぽのまほう」
こどものとも5月号
河本祥子 さく
福音館書店 本体389円 

のうさぎのくうはおばあちゃんのところへ焼きたてのクッキーを届けるようお母さんに頼まれます。お陽さまが暖かくて良いお天気です。道端にはタンポポの花と綿毛になった茎がたくさん、もちろんくうは手一杯に摘んでご機嫌です。綿毛をフッーと吹くと空高く翔んでいきます。くうも綿毛のように空を翔べたらいいなぁ!と思いました。おばあちゃんのところに着きました。おばあちゃんはくうが手いっぱいに持っているたんぽぽの綿毛を見て”こんな日はたんぽぽのまほうがおきるかも”と言います。たんぽぽの魔法ってなんでしょうか?おばあちゃんにいわれて綿毛をフッーと大きく吹いてみました。”あっ〜”綿毛といっしょにくうも空高くのぼっていくではありませんか。ふくろうおじさんをびっくりさせたり、こりすたちと遊んだり、こねずみを助けたりくうは大活躍します。
 春いっぱいで風もおだやかな今日、2時間ばかり大きな木のまわりをぶらぶらしました。池にはもう、冬鳥はいない、北へ帰ったのでしょう。台風で倒れたハンカチノキにやっと少しばかりのハンカチ?が風に揺れていました。こんな時間がとれたのは3ヶ月ぶりです。今年はタンポポの花がたくさん咲きました。もちろん綿毛は時々風にのって旅立っていきます。ぼんやりと歩き回り、夢のようなひと時でした。

2018年4月13日 (金)

ひとりじゃないよ、ぼくがいる

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「ひとりじゃないよ、ぼくがいる」
サイモン・フレンチ作
野の水生 訳
福音館書店 本体1700円

キーランは11歳、両親と妹の4人家族です。オーストラリアの小さな街に住んでいます。父親は機械の修理工場、母親は街のスーパーで働いています。おばあちゃんは同じ街で一人暮らし、決して豊とはいえないけれど仲が良く、特に父親は地元のサッカーチームのまとめ役、キーランは父親のようになりたいと思っています。ある日そのキーランの家にいとこ、ボンが現れます。そして、ちょうどその時転校して来たジュリアに会ったキーランは一目で不思議な雰囲気のあるジュリアにひかれます。ボンの母親は気分のままに生きていて、ボンにちゃんと食事をすることすらしない、住まいを転々としていて、身なりもへんなにおいがするようす、学校ではその格好からしてさっそくいじめにあいます。いじめる同級性にたてつくと自分もいじめられることに気がついているキーランは同級生たちとつるみ、それにボンがいとこだということをかくそうとします。転校生ジュリアンもどこに住んでいるかはさとられないようにしています。じつはジュリアンの母親もちゃんとジュリアンを育てることができない。両親は離婚して、親権がジュリアンの父親にあるので、父親からうばいとって、見つからない様に転々と住居を変えていて、ジュリアンと母親には捜索願がだされています。ボンの母親はとうとうボンの面倒を見ることができず、ボンをキーランの両親にあずけてゆくえをくらましてしまいます。
 ボンは絵を描く才能があり、絵を描くこと、物語をつくってつらい現実から飛び立ちたいとねがっています。キーランは自分の場所をボンにとられたと感じて、ボンにいじわるをしたり、いじめの同級生に加担してしまいます。ジュリアンは人望があり、積極的に生きていこうとしています。子どもは生まれてくるのに親は選べません。でも友だちは選べる。自分の生きていく基盤がないボンとキーラン、いいえ、いじめグループのリーダーメイソン、キーマンの告白をもとに、人がいきていくためにはなにが必要なのか、登場する子どもたちの心がとてもきめ細かく描かれていて、読む人の身近にいるように考えさせられます。一方キーマンと父親の関係から、この物語は父親と男の子の成長物語とも読むことができます。


2018年4月11日 (水)

ひなげしの おうじ/あそぼう!はなのこたち

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「ひなげしの おうじ」
「あそぼう!はなのこたち」
エリザベス・イワノフスキー作
ふしみみさを 訳
岩波書店 各1000円
 22の花の精がでてきて、それぞれ似合いの遊びの様子が描かれています。花の精はたとえば1ページ目こまあそびをしているのは「ひるがお」次のたけうまに乗っているのは「あざみ」と「なでしこ」とこんなふうに。表紙のむしたちのひく車にのっているのは「わすれなぐさ」と「すずらん」です。とりにのって冒険するのは「ひなげしのおうじ」です。その他まだ入ってきていないのですが「もりのこえほん」名づけられた小さなかわいい絵本は1944年ベルギーのブリュセルで出版されたという古い絵本です。でも、スイス圏ででたこの絵本はいかにもフランス圏の絵本らしく、とても斬新な絵で描かれています。日本の絵本はどちらかというと面で描かれているのですが、この絵本の絵は完全に線描き、花も出てくる小さな生きものたちもデザイン化されていて、絵本のみならず、いろいろなものに描かれそうです。ひなげしのおうじがくものおばあさんに追いかけられる、ユーモアいっぱいの裏表紙の絵。あまり物語性がないので、こどもというよりおとなのほうがいっぱい楽しめるかもしれません。

2018年4月 9日 (月)

グラファロ もりでいちばんつよいのは?

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「グラファロ」もりでいちばんつよいのは?
ジュリア・ドナルドソンぶん
アクセル・シェフラーえ
久山太市やく
評論社 本体1300円

わぁ!なつかしい。この絵本の初版は2001年、その当時店に時々来ていた男の子が好きな絵本でした。今度改訂新版がでたのですが、もう会うことのない男の子は今はどこに住んでいるでしょうか。もう成人しているはずです。おとなしい男の子でいつも静かにおかあさんと来ていました。じつはその男の子は「こぐまちゃん」の絵本が好きだったのですが、残念ながらお母さんはあまり気に入らないらしく”ほしい”といっても絶対買ってくれない、それで印象に残っています。この絵本の絵もお母さんの好みでない、でも、その男の子はいつもただをこねることはなく、おかあさんの選んだ本を買っていきました。親子の好みがちがうことは多々あります。でも、ほとんどは何冊かは子どもの好みに譲る、なかには子どもの好みにひかれていくお母さんがいます。
 ちいさなネズミが自分より大きな生き物に食べられそうになる、それで機転をきかせて怪物を作り上げて会いにいくと言い逃れします。その策略は成功かと思うと、なんと自分がでっちあげた怪物がほんとうにあらわれます。さあ、ネズミくんどうなるでしょうか。でも、その怪物はなんともかわいい?のです。アニメーションになってアカデミー賞にノミネートされたとか、おかしい話です。もっともおとな読みすると笑ってばかりいられませんが。森の雰囲気、登場する生き物たちの目の動きがおもしろい。印刷はやはり前にくらべるととてもきれいです。


2018年4月 6日 (金)

もやし

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「もやし」
かがくのとも5月号
野坂勇作 さく
福音館書店 本体389円

今日街へ行ったついでに有機野菜などを売っているお店によってもやしを買ってきました。私は野菜などはほとんど有機か低農薬のものしか買いません。特にちょっと不便でもサラダにするものなどのカット野菜は買わない様にしています。もやしもその一つです。と、いうのは保存と変色を防ぐ為に洗ったりカットして容器に入れる時に漂白剤?を使うと聞いたからです。確かに日持ちさせるためにそうする必要があるのでしょう。
 もやしは主婦にとってはとてもありがたい野菜です。おっと!もやしは野菜の名前でなく、光のあたらない所で種や豆からでてくる新しい芽のことだそうです。P16より。だからとても栄養価の高いものだとのことです。もやしが主婦にありがたがられるのは嵩があって安い、料理しやすい。茹でてお醤油をかけるだけでも(鰹節が好きな私はたっぷりとかつおぶしをかけます。)これだけでも1品になります。
 実際はもやしを育てたことはなく、しっかりと植物としてのもやしの学習をしました。そして、シャキシャキ感のあるもやしをいただきました。beerもやしにはビールがあいます。でも風邪をひいている私は今日はお茶で。ごちそうさまでした。!


2018年4月 5日 (木)

リュックしょってピクニック

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「リュックしょってピクニック」
こどものとも年中向き5月号
こさかまさみ さく
こやまともこ え
福音館書店 本体389円

千葉では今日から学校がはじまりました。とはいえ、早くも早帰りの子どもの声がします。学校がはじまると5月の大きな行事は運動会です。それから遠足が始まります。小学校のほとんどは高学年の子どもが低学年1年生などの子どもとペアをくんで世話をします。一人っ子などが多くなって、幼い子どもの弟や妹の世話をすることがなくなり、教育の一環として考えられるようです。
 さて、クマとキツネとウサギとネズミがピクニックにでかけることにしました。リックをしょって元気良く、だからしばらくするとお腹がすいてきましたので、早ご飯を食べることにしました。食事の後はついねむくなります。ちょっとひとねむり!でもその間にキツネとウサギとネズミがいなくなりました。目をさましたクマはびっくり、さあ、どうなったのでしょうか。ネタバレになるので後は読んでください。絵は版画です。動物たちの表情が楽しく描かれています。


2018年4月 3日 (火)

なんのくるまにのるのかな?

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「なんのくるまにのるのかな?」
こどものとも年少版 5月号
小輪瀬護安さく 
福音館書店 本体389円

幼い子どもが喜ぶなぁ!特に男の子に。本が入って来てすぐに思ったこと、大好きな車の絵本です。それも働く車、ほんとに男の子はどうして車の本が好きなのでしょうか。最近は男の子だけでなく、女の子も車の好きな子はいますが、働く車に夢中になるのは男の子が多いです。この絵本はちょっと工夫がされています。まず、乗る人がこれから乗る様子で描かれています。みんな、急いでいます。ドキドキしているようすが良く描かれています。そして、何の車かな?視点は乗る人からくるまへ、そして、乗っているようす、
仕事をしている様子です。読む子どもは自分も乗る、参加するような気持ちになります。つまりよくある図鑑のようにいろいろな車が並んで車種が描かれている、それだと物語性はありません。それは車の本のコレクションだけになってしまいます。
 ちなみに幼い子どもは車派と虫派にわかれます。どちらも小学校3・4年生位で卒業に近くなります。つづけて好きで関係をもつ子どもは少数になります。その頃からほんとに好きな子どもが残っていきます。
鉄ちゃん、虫博士の登場です。


2018年4月 2日 (月)

にににん にんじん

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「にににん にんじん」
いわさ ゆうこ
童心社 本体1100円

いま千葉では新にんじんが店に並んでいます。にんじんの収穫がさかんです。この絵本に描かれているにんじん、とてもおいしそうです。おいしそうでなくほんとにおいしい。子どもはあまりにんじんが好きでないといわれていましたが、聞いてみるとそんなことはありません。もっとも特定の名前をあげるのではなく、野菜が嫌いという子どもは結構います。どうして?と聞くと食べ慣れていないということが多い、つまりあまり作らないということかもしれません。野菜をおいしく食べるのには、本来もっている野菜の味をいかしたのが一番おいしい、あまり調味料をつかわないほうがおいしい、でもそれは手がかかるということなので、現代の生活にあわないのかもしれません。そして、昔とちがってくせの強い野菜は少なくなりました。(昔の人にはものたらないかもしれませんが)
 にんじんにもいろいろあるのがわかります。「しろにんじん」私は食べたこともみたこともありません。なんだか人参特徴の甘みはうすいかしら?「しまにんじん」も「おおながにんじんも」見たこともないなぁ!いろいろの形があるのは大根も同じ、土の中できっといたずらなおばさん?がいるのにちがいありません。採れたてのにんじんを生のままかじる、甘くておいしい。にんじんの頭の所を水につけておくと葉が伸びてきます。ちょっと見たところパセリみたい、それを刻んでサラダに入れたり、スープに散らします。にんじんはきゃべつと同じで春がきた!!とおもいます。
bud 作者には「どーんとやさい」というシリーズでおいしそうな野菜の本があります。


4月がはじまる

 暖かい日が続きます。何日か続いてるので風は春らしい冷たさはありません。このまま5月には暑くなどということになるかもしれません。会留府のちかくのソメイヨシノは散ってしまいましたが、他の花が咲き続ける、やっぱり春です。
新年度が始まり、学校図書館の納品が少しある会留府は、半ばすぎには今年度の予算などの様子の説明が書店組合からありスタートをきります。図書主任の先生がどなたかになっているかはまだわかりませんが、学校図書館指導員の先生はほぼわかっています。今年はあまり異動はないとのことです。学校へのご挨拶も含めて、月末には読書感想文の今年度指定本の手配もしなければならなくて、また、バタバタするのかとおもうとちょっと気が重い、なんとか子どもたちへスムースに本が届く様に努力しなければと思っています。それらの様子はまた後日書きたいとおもいます。
     
           ー4月のえるふー

 club 4月9日(月)10:00〜グループ語ろう〜学ぼう 話し合い「母の友」4月・5月号を中心に
                日常の生活のこと、社会の動き、子どもたちのこと 生活者の視点
                からはなしあい。小さな講演会も計画します。誰でも参加
 club 4月12日(木)7:00〜 Y・Aの本を読む 読書会「天盆」王城夕紀・著
       自主運営の会、参加者歓迎!
 club 4月18日(水)7:00〜 グループ放課後 読書会 南総里見八犬伝1(青い鳥文庫版)
       自主運営の会 公共図書館員、または関係ある人
 
 club 4月19日(木)10:30〜 羊毛チクチクの会 制作 
       自主運営の会 制作に必要なものの準備があるので事前申し込み
 club 4月24日(火) 7:00〜 憲法カフェプラス1 民主主義と選挙と憲法と
       3期まで終了、追加2回を計画 直接選挙制はどういうもの?憲法改悪か!
       講師・千葉県若手弁護士の会から
       参加者歓迎です。お茶とバンつき 800円
  
 club 「ボランティア講座」と「絵本の会」は5月からスタートです。
       募集中 詳しくは会留府へ

ー会場はすべて会留府です。誰でも参加できます。やってみたいことの提案も歓迎です。ー  


                         

2018年3月31日 (土)

ヒットラーと暮らした少年

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「ヒトラーと暮らした少年」
ジョン・ボイン
原田勝 訳
あすなろ書房 本体 1500円


主人公の少年ピエロの父親はドイツ人、母親はフランス人です。父親は家を出て行方不明、事故で亡くなっています。真相はわかりません。母親も死んでしまい、ピエロはベルクホークで家政婦をしている叔母さんに引き取られます。それまでに会ったこともないような叔母さんに対して心配がありましたが、叔母さんに大切に迎えられます。ピエロは聾の少年ユダヤ人のアンシェルと仲良しでしたが、手紙を書きあうという約束をして別れます。ピエロの新しい住まいはヒットラーが休暇を過ごしたり、執筆をしたりして過ごす山荘でした。ピエロはヒットラーのことも良く知らない、可愛がられるままにヒットラーの信奉者になっていきます。ただ、死んだドイツ人だった父親を誇りに思う気持ちから、強いリーダーシップを持つヒットラーを信奉する、それは父親を求める子どもの心理です。そして、みるまにピエロは憧れになったナチスの行動にそまっていき、迫害する側になり、抵抗する人たちを告げ口をしたりして死に追いやったりします。知らなかったといえばそうなのでしょうが、子どもだったといえば許されることなのか、原罪なのでしょうか。
 最後にやっと死を免れたかっての親友をたずねあて、今は小説家になったアンシェルに自分のした罪を語るので、書き留めて欲しいといいます。真実を記録に残すこと、それはふたたび生きてするべきこととピエロは決心します。
 この物語は映画にもなった「縞模様のパジャマの少年」の姉妹編です。その作品はやはり純粋な少年が戦争に巻き込まれ、純粋で無垢な少年であったためにみずから鉄条網を越えて、友だちになったユダヤの少年といっしょにガス室に送られていくという悲劇を描いています。
 ところで、日本の作家、児童文学者のなかに、このような加害者でもある立場から戦争に巻き込まれていく子どもたちのことを書いた作品はどのくらいあるのでしょうか。被害者の本はあります。でも、日本人は加害者でもあったこと、というより戦争とは殺し殺されることなのだときちんと若い人たちにつげる作家はどれだけいるでしょうか。作家のみならず、私たちひとりひとり胸のなかからひっぱりだして、何をしようと思っているのか確認しなければならないのだということを、そこからはじめなければならない。記録されてきた(たとえ小説でも)本を読むよう勧めなければならないと思います。私自身戦争をしらない世代ですが、知ること、伝えることをおこたらないようにと切に思っています。


2018年3月30日 (金)

今月の絵本 毎日新聞千葉版「まる さんかく しかく」

       あかちゃんにも本を

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「かたちのえほん まる さんかく しかく」
大塚いちお さく
福音館書店 本体各900円


 あかちゃんが生まれて本を贈りたいと相談を受けることが多くなった。身体も心も健やかに大きくなってほしい、誰もが望む。どうやら本が少しでもその役割を持つということに気がついている人が増えてきているように感じる。でもあかちゃんにどんな本が良いのか。本屋へいけばいろいろのしかけがあるものから、トイレのしつけなどの絵本、そして、極め付きなのは頭の良くなるというふれこみの絵本があふれている。
 わたしたちはほとんど自分自身あかちゃんだったときの記憶がない。笑ったとか、じっと見ていたとか、でもそれらの行為がどういう意味があるのかわからない。少し大きくなれば体験としておいしいものというような認識ができるかもしれない。ただ解ることは、そばにいるおとなからあかちゃんはしっかり学んでいることだ。絵本を読む人がおいしそうに読んでいることで、それはおいしいものだという認識ができてくる。楽しそうに読んでいれば楽しいという気持ちの快いことがあるのだということを感じとる。うれしい、悲しい、怖い、物としてそこになくとも、伝えてくれる人をとおしてたくさんの言葉以前のものも含めて、あかちゃんは自分のものにしていく。イメージをつくる、人間だけができることだ。
 この絵本を見て最初に感じたのは色のすばらしさと造形的な美しさだった。声をだして読んでみると擬音がつかわれているからリズムもいい。あかちゃんの絵本にはこの三拍子がそろっているのがすばらしい。「朝ご飯のなかの四角いパン・並んだ赤いボタン・三角みつけた猫の耳」、日本の風土の中の色、こんな絵本をゆっくりとあかちゃんと楽しみたい。

ー毎日新聞千葉版3月30日掲載「阿部裕子の絵本だいすき」ー月一回最後の金曜日に本の紹介をしています。ただカラーで画像がでないのでちょっと残念です。今年度も続けることになりました。ご感想お寄せください。

2018年3月28日 (水)

グドーさんのおさんぽびより

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「グドーさんのおさんぽびより」
たかどのほうこ
え・佐々木マキ
福音館書店 本体1800円


グドーさんとイカサワさんは仲良しです。この本に登場する人はこのグドーさんとイカサワさんと仲良しのもうひとりキーコちゃんがいます。キーコちゃんは9歳、グドーさんとイカサワさんはおじさん?なので、ちょっと変わったお友だち3人組です。年こそちがいますが、グドーさんもイカサワさんもキーコちゃんにも共通するところがあります。じつは3人ともボーと空をながめたりするのが大好き、ただボーとするのですよ、うらやましいです。それでせめてこの本をボーとしながら読んで、ちょっと春いっぱいの花の下に出かけていくことにしました。
春、この本も春からはじまり、一年また、春が巡ってきます。いま、ソメイヨシノが満開です。だから桜のしたではボーとしていられません。なんとなくザワザワとした雰囲気です。それで思い切って朝早く起きて散歩にいくことにしました。暖かくなったので早起きもあまり苦になりません。そう!グドーさんとイカサワさんとキーコちゃん、そして、あなた、今朝はお散歩日和です。


2018年3月26日 (月)

むしがこんなことしていたよ

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「むしがこんなことしていたよ」
ちいさなかがくのとも4月号
越智智子ぶん
サイトウマサミツえ
福音館書店 389円


落ち葉をめくって何かないかな?あっ!だんごむし、だんごむしって触るとくるっと丸くなるんだ。どのだんごむしでも、手にのっけるとくるっとまるまるよ。そうだ、ぼくもやってみよう!くるっ!さくらの木の葉に長い虫がついていた。動くのにいっしょになってそれからのびて前へすすむんだ。しゃくとりむしというのだとおかあさんが教えてくれた。ぼくも手と足をいっしょにしてのびてちぢんでから手を前にのばしてみた、ちょっとつかれるなぁ。歩いた方がはやいや。虫たちはどうしてあんなに上手にできるのだろう。
 幼い子どもはすぐにまねをします。出来ないことが多い、そうやって自分にはできることとできないことがあるのがわかります。よく見て、触ってみてちょつとまねをして。大きくなると強いて虫になったり、いろいろのもの、他者になったように思ったり、まねをしたりします。身体表現ともいいます。他者になることによって自分がわかる、時々やってみると良い。さぁ、春になりました。時には自分探しをしてみましょう。幼い子どもがしたように、あなたの好きなものになってみましょう。

2018年3月25日 (日)

 ふたばからのおたより  -3月―

       
             3月に想う
 
月並みな言い方だが、今年もまた巣立ちの季節がやってきた。
外で話す機会がある度に伝えるのだが、昔と違って、今児童養護施設や里親家庭で暮らす子ども達のほとんどに親がいる。親の抱える様々な事情で、親から離れて暮らさざるを得ない子ども達である。
小さい頃から他の兄弟を世話するのが当たり前だったり、どこか親を庇っていたり、背伸びして生きてきた子どもたちが施設の生活の中で、当たり前の「子どもの時間」を取り返していく。施設の役割はそこにあるのかな、と思ってしまう時もある。そして子ども達が施設で暮らしている間に、職員や児童相談所は親たちに働きかけ、親子の交流を続け、できるだけ早く実の家庭に帰っていけるよう努力する。それが今の施設の大きな仕事になってきている。
そういうわけで、この春も、新しい学年を迎える前にたくさんの子ども達が家庭に帰っていくことになった。家庭復帰を前にした子どもたちは、ちょっと不安定になる。そりゃあ、早く家族とおうちで暮らしたい。でも別々に暮らした空白の時間が埋められるだろうか。また家族になれるかな。施設での暮らしは、それなりに楽しかった。兄弟みたいな仲間がいた。毎日の食事と自分の部屋と話を聞いてくれる大人と、安心に包まれていた。おうちに帰ってやっていけるかな、新しい学校で友達できるかな・・・。期待と不安でもみくちゃになりながら、でも、そんな気持ちをじっと押し隠す。それは、家に帰ることのできない他の仲間たちへの遠慮でもある。
先日も小学生の男の子がお母さんと暮らすために施設を退所していった。退所時の恒例で、施設中の子どもや大人が玄関前に集まって見送った。同じ学年のやんちゃな男の子が下を向いて泣いた。この子も3月末には退所して親族と暮らす。2歳3歳から共に暮らしてきた仲だ。時に取っ組み合いの喧嘩をしてきた仲だ。泣きながら、いつ書いたのか手紙をそっと渡す。その子を乗せた車が動き出すと、若い職員が「行くぞ」と声をかける。それを合図に、幼児も小学生も、車を追って一斉に走り出す。角を曲がって見えなくなるまで走り続け、退所していく子は窓から身を乗り出して手を振ったりする。
毎年3月に繰り返される光景である。

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写真手前は、思いがけず芽を出し花をつけたチューリップ。昨年秋は忙しくて忙しくて、何の球根も植えられぬまま春が来てしまったなと思っていたところ、あれ、去年掘り起こし残してしまったらしいチューリップが小さな赤い花をつけていたのです。なんだか、ひどくいじらしかった・・。明日の休みに花壇をいじるつもりです。 
                 (の)
                                  


2018年3月24日 (土)

ようこそロイドホテルへ

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「ようこそロイドホテルへ」
野坂悦子 作
牡丹靖佳 画
玉川大学出版部 本体1600円


この絵本は100年をこえて生きたハツカネズミのビープの物語です。世界の海をめぐって旅をしてきたピーブが船をおりてオランダのアムステルダムで自分の家を見つけました。その建物はロイドホテルといいます。いろいろのものを集めて住みごこちの良い部屋をつくりました。そこではピーブは一人きりだと思っていたのですが、ある日マトリョーシカを抱いた女のネズミが訪ねて来てその子もひとりぼっちとのこと、やがてビープはその子と結婚します。子どもが生まれます。ところが、ホテルにはだんだん人がいなくなります。ビープはネズミなのでどうしてなのかわかりません。
 この物語はハツカネズミのビープ一家のものがたりと同時にビープたちが暮らしたロイドホテルの物語でもあります。それはビープたちが生きてきた時代の物語でもあります。人間がいなくなったり、かとおもうとたくさんの人間が集められたり、刑務所になったり、少年院になって絵が描かれたり、画家たちのアトリエから文化財になり、世界の文化の交流場所になります。ビープはそれらの時代のなかで生き、人びとの生を見つめます。この時代背景は作者があとがきで書いていますが、1939年2月オランダのユダヤ人難民施設になったホテル、1940年5月オランダがナチの侵攻を受け、ここにいたユダヤ人は全員各地の強制収容所に移されホテルはまた空になります。その頃のホテルであばれまわったのはドブネズミ、それが何を意味するのかはこの絵本の絵をしっかり見て欲しいと願います。ビープ夫婦は船に乗ります。でも、いつかかならずもどってくると描かれています。作者の願いが絵本という形をとって、絵で充分に表現されています。


2018年3月23日 (金)

はるは

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「はるは」
さく ジャニーナ・ドマンスカ
やく 谷川俊太郎
童話館出版 本体1300円


千葉では春がきた、という感じです。まだ、ソメイヨシノは満開ではないのですが、南の場所ではしっかり咲いています。昨日用事があって千葉市役所の近くに行きました。向かいの大きな公園では休みになった子どもたちの元気な声、とても久しぶりに聞きました。そこの桜はまだ静かでしたが、大きな柳の木が風にゆれていました。新緑でとてもきれいでした。
 この絵本ははるからはじまります。ダックスフンドとかたつむりと鳥が春ー夏ー秋ー冬と風にのってでかけます。はるは春雨が降って花盛り、なつは波乗り、秋は鳥も帰って木の葉が一面に舞い、やがて冬がきました。冬にはうさぎたちと雪まみれになって遊びます。そして、季節はめぐります。細い線書きなのですっきりと無駄がありません。訳もよけいな言葉はありません。でも、絵本をめくっていると、まるであなたもイヌやカタツムリや鳥になったような気分!1976年に出た本なのですがけして古さは感じられません。


2018年3月22日 (木)

たんぽぽ

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「たんぽぽ」
甲斐信枝 作・絵
金の星社
本体 1300円


関東でも山地では雪が降ったとか、しばらく暖かかったのですっかり春!という気持ちだった。いつもの店にいく途中、桜が咲き始め、ウグイスの鳴き声(ちゃんと鳴いていた)も聞いたので気分は春になっていた。千葉では雪こそ降らなかったけれど冷たい雨が降った。まだ暖房は入れている。
 桜といえば春の代名詞それに劣らないないのがたんぽぽだ。たんぽぽはどこにでも見ることができる。平地の人の生活圏のなかに咲き続けるおなじみの花だ。でも、私が子どもの頃に無造作に摘んだり、遊びのなかに使ったのは「にほんたんぽぽ」いま、私たちが良く見かけるのは外来種であるたんぽぽだ。日本種のたんぽぽはすでにほとんどみかけなくなってしまったとか。
 この絵本のすばらしいところは、単に精密に描かれているだけでなく、見ていてもたんぽぽだけでなく、土の匂いや風の音まで感ずることができることだ。お陽さまが好きで茎をのばして陽にさわろうとするたんぽぽの花、土の中にしっかり根付いて大きくなっていくたんぽぽ、風にのっていっせいに新しい世界をめざしてとびたっていくたんぽぽの子どもたちのわたげ、その様子は圧巻だ。
 この画家は自分の手で土にふれ、自分の目でしっかり見て、まるでたんぽぽになったように、新しい読み手の子どもたちに手渡そうとする。「わたげはとんでいってしまった。なんびゃく なんぜんのこどもたちを、こころを こめて みおくった。しごとを おわった くきはかれて しずかに たおれて かれていく。しばらくすると、たんぽぽは あたらしい しごとに とりかかる。P33から」こんなふうに私も自然と共生していきたい。

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