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お休みと営業

  • 6月
    *お休み(各月曜日)4日・11日・18日・25日 *臨時があります 10日(日曜日) *開いている時間 いつも10:30〜6:00    日曜日 1:00〜6:00

お仲間にどうぞ

  • ー元気になる集まりいろいろー
    <2018年度の募集中!自主講座のグループ もありますが、くわしくは会留府にお問い合わせ下さい、 *ボランティア講座と絵本の会は5月からスタート 参加募集中> ・・・・・・・・・・・・・・・              =6月の予定=    *学ぼう語ろう〜11日10:00〜私が10歳の頃  ・・・・・・・・・・・・・・・        *Y・Aの本を読む会 14日  (木)7:00〜読書会「アルタイドにささぐ」  金子薫・著 ・・・・・・・・・・・・・・・        *羊毛チクチクの会 21日10:30  〜(事前参加申し 込み受付)        ・・・・・・・・・・・・・・・ *グループ放課後 20日 (水)7:00〜読書会「10代からの情報キャッチボール入門 岩波書店刊(公共 図書館司書・その他) ・・・・・・・・・・・・・・・       *憲法カフェプラスのプラス 26日(火)  7:00〜働き方とは?  お話 千葉県若手弁護士の会の舩澤弁護士をかこんで お茶パン付き800円 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    *絵本の会 15日(金)7:00〜今絵本がおもしろい。どんな絵本を読もうか?!ゲスト編集者ほそえさちよさんと 非会員1000円                                                                                                                         

6月の営業とお休み

  • 6月のお休み
    *お休み 4日・11日・18日・25日の各月曜日 *営業時間 10:30〜6:00 日曜日は1:30〜6:00 *臨時のお休み 10日(日)
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2018年6月20日 (水)

やねはぼくらのひるねするばしょ

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「やねはぼくらのひるねするばしょ」
小野かおる さく
福音館書店 本体1300円

人は屋根のないところには暮らすことは難しいです。屋根は人として生きて行くにはとても必要です。たとえば野生の生きものたちは林の木の下とか草むらとか自然の驚異から身を守ることができますが、人は本来群れをつくって生きて行く動物なので「やねはぼくらの生きて行くばしょ」になります。ただ一口に屋根といってもどんなところで生活しているかによってずいぶんとちがいますその様子がいろいろな観点からかかれています。石づくりのヨーロッパの家と自然がゆるやかな木と土の家と太陽が照りつける所と、一年の大半が氷に覆われる北の所と、家の形も当然屋根の形も違います。そして、たとえば日本でも時代によって生活の仕方がかわってしまい、今は古来の木造の家でなく、コンクリートの壁のなかの家でほとんどが暮らしています。おもしろいのは人はなぜか屋根も様々な形にして、飾りさえ、そしてそれが受け継がれて文化になっていることです。表紙のように猫が昼寝をする屋根をもった家がすくなくなりました。ツバメが巣をつくる家が少なくなってしまいました。でも新しい屋根をもった家ができていくようになるとおもいます。屋根って引っ越しもするのですね。そのおもしろい様子も描かれています。人はいつも楽しいこと、美しいものを求めているからです。それにしても、猫たち落っこちないようにね!


2018年6月16日 (土)

とんがりぼうしのオシップ

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「とんがりぼうしのオシップ」
赤い糸のぼうけん
作/アンネマリー・ファン・ハーリンゲン
訳/野坂悦子
BL出版 本体1400円

とんがりぼうしのオシップがパンを焼きました。少し冷まそうと家の外にいます。ともだちのワワと食べようと思っています。”ワワ、早く帰ってこないかなぁ”庭に赤い糸がおちているのを見つけました。糸はずっと続いています。なんだろうと、糸をたぐりながら歩いていくとナメクジに会います。ちょっとどいて!とそのままたぐっていくと・・・。空に体が浮いて、とりがくわえているではありませんか。そんなふうにオシップは糸をたぐりながらつぎつぎといろいろなものに出会います。そして、冒険の最後にであったのは!しかも赤い糸のもとは?以前紹介した作者の絵本「シラユキさんとあみあみモンスター」もほどけた毛糸の先にいたモンスターの話でした。今度のとんがり帽子と赤い毛糸、背景の絵、ちょっと不思議な感じの絵本です。オシップもワワは妖精でしょうか。とんがった大きな耳、長い鼻。作者はオランダ生まれです。


2018年6月13日 (水)

絵で読む 子どもと祭り

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「絵で読む 子どもと祭り」
たくさんのふしぎ7月号
西村繁男 作
福音館書店 本体667円

 月刊誌「たくさんのふしぎ」が400号になりました。その400号は子どもと祭りです。子どもたちのお祭りが見開き2Pをつかって9カ所紹介されています。絵で紹介されているからでもありますが、とても情報量が多く、しっかり絵を見ながら読むとわれを忘れる程時間がかかりました。お祭りというと夏のように思いますが、この絵本では春、長浜市の長浜曳山祭から最後はやはり春、福島市と双葉郡浪江町の安波祭り、田植え踊りが描かれています。季節の順をおって、いろいろなお祭りの様子です。どこのお祭りもその歴史が描かれていますが、古来のお祭りとそれを現代に続けられている様子、お祭りというと京都の祇園祭などの大きなお祭りがありますが、この絵本では子どももいっしょになって、とうより子どもが主体になって踊ったり、練り歩いたり、御神輿をかついだりと新旧と、老若みんなだったり、日本や朝鮮半島も中国も東南アジア、南米をルーツにもつ子ども参加の「さくらもとプンムルノリ」という川崎のお祭りなども、たくさんの子どもたちが参加しているお祭り絵本です。作者はこの絵本に4年かけたとのこと。ところで作者のファンならすぐ気がつく道案内人?がいます。さて、だれでしょう!
 個人的なこと、私は子どものころ住んだ街にも大きなお祭り、祇園祭がありました。隣町から御神輿は船に乗せられて川を下り、八坂神社に奉納されるお祭りです。ただ私が子どもだった時は戦後の新生活運動?とやらで、ひたすら簡素におこなわれました。けれど、子どもの私にはわくわくするハレの楽しみでした。鈴の音、ワッショイ、ワッショイとのかけ声も物売りと屋台の匂い、この絵本を開いていると聞こえてきそうです。

2018年6月11日 (月)

ツリーハウスがほしいなら

   大きな木がほしいなぁ!
Jpg
「ツリーハウスがほしいなら」
カーター・ヒギンズ 文
エミリー・ヒューズ 絵
千葉茂樹 訳
ブロンズ新社 本体1400円

今の子どもたちがどうおもっているか正直心もとないけれど、大きな木が欲しいというより、秘密基地が欲しい。それもできれば大きな木のところがいい。そこにツリーハウスをつくるのだ。まず、ゆったりと空を見上げてみよう。ツリーハウスなのだから大きな木でなければいけない。1本の木でも良いし、どっしりと枝をはった木でもいい。だって木漏れ日を見たり、星空に手が届きそう、図書室があれば願いははっきりするし、どうしたら造れるかもわかる。そこは一人ではないのだ、なんといってもいろいろなものをつくるには、仲間がいるし、その方がたのしい。願いから造り方までこの絵本にはたくさんの子どもたちの願いがつまっている。(現実はベランダで鉢植えの木を見ながら友だちとはなしているのだけれど)この絵本はアメリカとハワイ出身の作家、画家によって描かれている。
Photo
「おおきなきがほしい」
さとうさとる 文
村上勉 絵
偕成社 本体1000円

一方日本では、すっかりおとなになって、子育てをしている人もいて、昔、子どもたちにせがまれてなんども読んだ父親を知っている。2冊の本をばらして繋いで縦の長い絵本を造った人がいる。この絵本は1本の木が大きくなったら、部屋をつくろう。鳥たちも遊びにこれるし、料理をつくったりその部屋で遊ぶことができる。この絵本が発行された頃は団地で育つ子どもたちがいて、しかも公団の団地は狭いので、そこで皆で(子どもは3人くらいがあたりまえ)暮らしていた。いまとちがって子どもには個室はなくなんでも共同、でもひとりひとり独立していくものと思っていた。それまでに自分の空間、自由になる自分たちの世界がほしかった。いまはどうだろうか。経済格差と環境の格差。自分の部屋とものがある子どもたちと、一方生きていく基本的なものさえない子どもたち。
 大きな木、そして、ツリーハウスが欲しいなぁ!(絵の描き方などは全然違うけれど)大きな木があってそこに部屋をつくることができたら、どんなのが欲しいのかなぁ!

2018年6月 9日 (土)

にゅうどうぐも

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「にゅうどうぐも」
野坂勇作 さく
根本順吉 監修
福音館書店 本体900円

梅雨にはいっていきなり台風です。このままだと月曜日には暴風になるとかの天気予報です。今年は春の花がすごく早く咲きました。寒暖の差が激しくて、私は3度までも豪雨に出くわしてすっかり風邪をひいてしまいました。やっと直ったかな?今度も月曜日には「ぐるーぷ語ろう学ぼう」の定例会があるのでまたかとクワバラクワバラです。これから夏にはこの本の入道雲をたびたび見ることになります。
 夏のある日のこと、まさるくんとおにいちゃんまことくんの一日は体操からはじまって虫取りにでかけます。蝉を捕まえた?午後はお昼寝、目が覚めるとおかあさんとおばあちゃんは買い物にでかけるのでお留守番をたのまれます。やがて雲がもくもくと大きくなって(これがにゅうどうぐもです)雨がざぁーと降ってきそう、ふたりで洗濯物をとりこんでまもなくカミナリがなりました。犬は早くから嵐がくるのがわかるみたいに遠吠えをします。そして雨がザァーときます。でもやがて止んでおかあさんたちも帰ってきました。まさるくんやまことくんやその他のものは黒い形に描かれていて、その他は、とくに空の様子、雲は迫力いっぱいのまるで芝居を見ている様に描かれています。また、雲一つない青空にもくもくと湧いてくる入道雲、カミナリ、叩き付けるような雨脚、風、入道雲の裏側の虹、そして、夕闇と夏の一日が映像化されて絵本になっています。
 時々ひらいてみる「すごい空の見つけかた」(武田康男写真・文 草思社刊)には空のコレクション雲の話がたくさん描かれていて、雲の様子が写真といっしょにくわしくでています。)入道雲は綿雲、鰯雲などといっしょに季節を表す自然博物誌です。


2018年6月 7日 (木)

つん こん ぱっ

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「つん こん ぱっ」
こどものとも 0・1・2 7月号
こぺんななさく
福音館書店 本体389円

入ってきた本を見た時一瞬、またにたような絵本がでたなぁ!おもった。けれど読んでいるうちに決してそうではないことがわかった。このような言葉の楽しさをアピールする絵本は「もこ もこ もこ」「ころ ころ ころ」のような絵本が何冊かある。あかちゃんの絵本は、昔はものの絵本が多かったのだけれど、福音館書店などがあかちゃんの絵本を力をいれたころから言葉に重きをおいている絵本が多くなった。人は早くから音をとらえておもしろくおもい、それが形やものにつながっていくこと知ることになった。偶然音をだしたり、唇をあわせたりすると、おもしろい音がでることを、おとなが思ったより早くあかちゃんは知っている。それが形になって、どうやら他の人を動かすもとになるということを知ってくる。
 この絵本を私もあかちゃん?になったように読んでみる。絵はあとから言葉につけたものと思う。「わっちょいや」は「わっちょいや わっちょいや」と続けて読んでみる。それは「つんたこた」もそうだ。「つんこた つんたこた」といってみる。後の「つんたこた」はちょっと小さな声で。はじめは言葉というかおとだったのが、声をだして、絵をみていくとあら!不思議。絵が動き出す。あかちゃんはどんなことしてこの本を楽しむかな?!作者はデンマーク生まれとか。透明感のある明るい色もきれいだ。


2018年6月 6日 (水)

ペーパー版 えるふ通信のこと

  rain関東圏・千葉も梅雨入りをしました。朝から雨が降り続いています。

「えるふ通信」6月号ペーパー版をだしました。いままでもブログと連動させながらペーパー版もだしていました。店のお客様からスマホはもちろんのことPCをつかわないので、ペーパー版はないのですかと聞かれたので両方だすことにしていました。内容的には同じようでも、すべて同じにとはできません。どちらも本の紹介とイベントなどの紹介です。ブログに載せたものを切り貼りしてつくっていました。ところが今月から手描きにしました。私はちょっと手の調子が悪くて、筆圧が弱いのと、ボールペンを使うのがきびしい時があります。それなので早くからワープロを使った、それでキーボードを使う方が手には楽です。ところがこれも昔からなのですが化学品に弱いというよりかなりのアレルギーがあって、化学製品、特に石油系がだめ、(油性のサインペンを使えないほど)今回はのり(スティクのり)で気分を悪くしてしまいました。それで今月から切り貼りはやめて手書きにしました。とうぜん休み休みするので時間がかかりますが、それにあまり字もきちんとしていなくて、まぁ!どうぞご容赦、ご判読ください!となりました。
じつは今月号、今日お店でお渡したお客様から”手書きですか!”とほめられ?ちょっぴり気分を良くしています。
いろいろとお意見、ご感想ぜひお寄せ下さい。
ペーパー版は通信ご希望の方、ブック・クラブの会員、えるふの会の方には10日までいつものようにお届けになります。今後とも読んでいただけますようお願いいたします。

2018年6月 5日 (火)

ぼくはアイスクリーム博士

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「ぼくはアイスクリーム博士」
ピーター・シスさく
たなかあきこ やく
西村書店 本体1500円

「アイスクリームのことならなんでもきいて!」とオビに書かれています。おじいちゃんから夏休みの僕に手紙が来ました。僕はお返事を書きます。楽しい夏休みを過ごしているよ。勉強もしているし、毎日本も読んでいるし、算数の勉強もしているし、歴史も知っているし!おじいちゃんと旅行へいくのも楽しみにしているよ。どこへいくのかなぁ。やった!アイスクリーム山だ。というように僕の夏休みについておじいちゃんへの手紙です。でも、その手紙は全部アイスクリームに関したことです。アイスクリームの総合研究です。ピーター・シスらしく細かく描かれた明るい絵、楽しい絵本です。アイスクリームの全部をおじいちゃんへの手紙という形で描かれていて、ユーモアいっぱいのアイスクリーム全書、なんでもきいて!と絵本がよんでいます。アイスクリームの日本での歴史を知りたい人はアイスクリームナビをあけてみてください。
 ところでなにをかくそう私はチョコレートとアイスクリームが大好き、夜遅くの仕事に疲れた時の元気回復の元です。

2018年6月 4日 (月)

ねずみのペレスと歯のおはなし

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「ねずみのペレスと歯のおはなし」
アナ・クリスティーナ・エレロスさく
ビオレタ・ロピスえ
大澤千加 やく
ロクリン社 本体1650円

子どもの時の歯が変わったことを憶えていますか。乳歯がなかなか抜けなくて、今思うとずいぶんおそろしいことをしていたものだと思いますが、歯がぐらぐらしてきてもなかなか抜けなくて舌で動かしているうちは良いのですが、それでも抜けないと糸でしばって”わっと”驚かす、はずみで歯が抜けます。無理な抜き方をしたのですが、それがもとにばい菌が入ったら!なんとちょっとも思いませんでした。そして、下の歯は屋根の上、上の歯は縁の下に投げ入れると、丈夫な歯がはえてくると信じていました。もっとも今は屋根の上も、縁の下もない?ような建物のつくりになってしまいました。(話はちがいますが雀がとっても少なくなった時、屋根の構造が変わってしまったので雀は巣を作れなくなったという話を聞いたことがあります)今の子どもたちは、というか親達は抜けた歯はどうしているのかしら?
この絵本は屋根に歯を投げた時受け取ってくれたねずみペレス一家のお話です。マドリードに住んでいたペレスのお話は今は手に入らなくなりましたが、岩波こどもの本でコロマ神父のおはなしがあります。ペレスは抜けた歯を集めて、それを加工したりコレクションにしました。ペレスの子孫はどんどん増えていきました。ペレスのなかで活躍したメスの羽ありフォーミキナと恋に落ちたペレスの子孫の間に女の子が生まれ、その子はネズミの身体に羽根をもっていたのでトゥースフェアリー(歯の妖精)と名付けられました。枕の下に置かれた抜けた乳歯はお手紙を書くと硬貨をおいていってくれるとのことです。そういえば日本の言い伝えにも抜けた歯はねずみがもっていく、かわりに丈夫な歯がはえるといわれています。なんでねずみかというとネズミの歯は丈夫だということ、ネズミは子どもが多いこと、健康と成長は人びとみんなの願い、そこからから生まれた習慣と言い伝えなのでしょう。
ちょっと文が多いのですがきれいな色をつかった絵本です。

2018年6月 1日 (金)

6月の暦

 6月は日が長くなって、草花が雨で元気をもらいます。でも梅雨の時期、ところによっては長雨で風水害の多い月です。それは生命にとって貴重な水あふれた月です。夏至、北の国では妖精たちのお祭りがあります。
 rain11日(月)10:00〜12:00 語ろう学ぼうの会 「私が10歳のころ」 どなたでも 会留府
 
 rain14日(木)7:00〜9:00 YAの本を読む会             どなたでも 会留府 
                    読書会「アルタッドにささぐ」金子薫・著

rain15日(金)7:00〜9:00 ほそえさちよさんミニ講演「私の本づくり」どなたでも 会留府
                              会員外は参加費1000円 

 rain18日(月)10:00〜12:00 ボランティア講座「2・3歳児に絵本を読む」会員   会留府
                          ー実際に読むー

 rain20日(水)7:00〜9:00 グループ放課後(公共図書館司書、関係ある人)    会留府
                     読書会「10代からの情報キャッチボール入門」
 
 rain21日(木)10:30〜12:00羊毛チクチクの会「イワトビペンギンをつくる」予約  会留府

 
 rain26日(火)7:00〜9:00 憲法カフェ ブラスのブラス「働き方と憲法」 予約   会留府
                     ー千葉県若手弁護士の会の舩澤弁護士とー参加費800円      
                      

2018年5月31日 (木)

あのくもなあに?

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「あのくもなあに」
富安陽子ぶん
山村浩二 え
福音館書店 本体900円

朝はまだ雨は降っていませんでした。でも、空一面の曇り空は西から雨の匂いがします。ここしばらく鳥たちの鳴き声がしていたのですが、今日は静かです。曇り空からはこの本のようなおもしろい雲が見えません。温帯の良く現れる雲は上層では巻き雲・巻積雲・巻層雲、中層では高積雲・高層雲・乱層雲、下層では層積雲・層雲・積雲・積乱雲の10種の基本雲形にわかれていて、それがまた、細かくわかれているとのことですが、これではあまりおもしろくありませんね。中扉の雲は入道雲、でもこの本の中ではりゅうのすみかになっています。シャボン雲はひつじ雲(Sheep cloud)高積雲ですが、シャボン雲の方がおもしろくておまけにカミナリさまのおかあさんが青空でお洗濯、そんなふうにリボン雲やざぶとん雲などがでてきます。空を見上げることが私は多い、それは店まで毎日歩くのと、大きな木の下を通って歩くので四季の変わりがわかるからです。当然帰路は月や星を見上げることが多くなります。
 それにしてもこの絵本のなかの雲の命名はやはり富安さん?そして、山村さんの画はとっても良くあっていていて楽しい。もう一人私が惹き付けられる空と雲は宮崎駿さんの空と雲です。飛行機が嫌いなくせに、時々雲に乗ってどこか遠くへいけたらいいな!と思います。


2018年5月30日 (水)

ふたばからのおたより  -5月―

         
            普通であること

 新しい年度が始まると、毎年必ず子ども達が通う地域の幼稚園、小学校中学校との連絡会を開催する。私は直接の関わりがあるわけではないが、施設の中の専門職としてできるだけ顔を出して挨拶させてもらっている。『里親支援専門相談員』という専門職が施設に配置されていること、子どもは『施設』ではなく、できるだけ家庭に近い『里親家庭』でという国全体の流れと実際にも確実に里親家庭で育つ子ども達が増えてきていることなどを先生方に知っていただくためである。
 施設が『機関』であることの強みの一つは、他機関との連携の取りやすさにあると感じている。子どもを真ん中に置いて、機関同士として対等に一緒に育てていきましょうという関係が作りやすい。里親家庭だと、なかなかこうはいかない。子ども達と生活の多くの時間を共にする先生方と良い信頼関係を築けることは、里親家庭にとってとても大きな力になると思う。連絡会では、たいていそんな話をさせていただく。
 学校・幼稚園の先生だけでなく、広く自然に、里親制度について知っていただくため、今年度は計画的に月1回のペースで里親制度説明会を開催する。5月にはその第1回があり、1組の里親さんに体験談を語っていただいた。自身の家庭に子どもを受け入れる、一歩を踏み出す時の覚悟や日々の当たり前の生活、そこから得るささやかな喜びや悩み・・・、自然体で語っていただくお話は参加者の心に響く。
 里親の登録にはさまざまな研修や実習が義務付けられ、その専門性というものが今後ますます求められていくだろうと思われる。でも、里親であることの難しさは、それでも一番求められているのが『普通』であること、『自然体』であること、何より一人の『人間』であること・・・。『普通』って何だ? そんな哲学的な問題も突きつけられる。家族って何だろうと思う。対象としての家族だけでなく、自分が育ってきた家族、今真っただ中の家族、これからの子ども達の代の家族、その中で営まれる命を繋いでいくという作業。そう、普通であることとは何なのだろうか。
 里親制度啓発活動が本当に根付いていくためには、そうした一人の人間としての言葉で伝えていくことが必要だなあ、しみじみと感じている。でも、そんなことが私にできるかなあ・・・。

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 写真は、制度説明会前期分のチラシです。本当にご都合がついたら、気軽に覗いていただければ、と思います。  
                 (の)

 


2018年5月26日 (土)

波うちぎわのシアン

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「波うちぎわのシアン」
斉藤倫
まめふく・絵
偕成社 本体1800円

私は猫なのにカモメという名前、みんなはおかしいと笑うけれど、私は気に入っている。生まれたばかりの捨て猫をひろってくれたのはフジ診療所のお医者さんだった。フジ先生は島の人ではない。この小さな島はラーラという。フジ先生はふらっと訪れたこのラーラが気に入って島の雑木林に診療所をつくった。お医者さんを一番必要としていた村の人たちが喜んで手助けしてくれた。看護婦もひとり、島で生まれた10代の女の子、元気でやる気いっぱいのネイがきて、診療所はスタートした。フジ先生は患者が増えるたびに改造して診療所を大きくしていった。そして、とうとう保育園ができた。ある夜カモメの鳴き声で 目をさましたフジ先生は島の港に燃えさかる船を見つけた。そして、その炎に包まれた船にはあかちゃんがいた。なんとか助け出した赤ちゃんはネイ保育園で育てられることになる。名前はシアン、この島だけにとれる青色の巻貝にそっくりな左のにぎりこぶしが名前の由来だ。シアンは大きくなると不思議なことがわかる。おかあさんのおなかのなかにいたときの記憶がわかる。けれどシアン自身の記憶はわからない。かたくにぎられた拳はひらくことがなかった。この物語はシアンの誕生の秘密にからんだ冒険物語だ。それは、この個性の強いフジ先生とラーラの島の人たちの暖かい交流、生まれる前の記憶をめぐっての不思議な物語だ。跡目争いというような話がからんだ冒険物語でもあるのだけれど、それだけでなくこの物語の背景に流れている人びとの交歓が、読む人の気持ちをどこかなつかしくゆったりとさせる。シアンが語る生まれる前の記憶が呼び起こされるからかもしれない。小さな島の海辺で遠くをみているのは読者のあなたかもしれない。わたしはいったいだれだろうか?と。


2018年5月25日 (金)

今日の毎日新聞からーいっしょにおいでよ

  ー 毎日新聞掲載からー
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「いっしょにおいでよ」
ホリー・M・マギー文
パスカル・ルメートル絵
なかがわちひろ訳
廣済堂あかつき刊 1500円

テロや憎しみに溢れたニュースが毎日マスメディアで送られてきます。子どもたちにどうしたら良いの?と聞かれたらあなたはどう答えますか?
女の子はテレビのニュースを見て「こんなのいやだ!」。お父さんに聞きました。お父さんは「いっしょにおいで」と言いました。知らない人がいっぱいの駅、お父さんはヒジャブを被った女の人と目が合うと帽子をあげて挨拶をしました。女の子もまねをしてみました。
お母さんにも聞きます。「いっしょにおいで」と言ってお母さんは女の子をマーケットに連れて行きました。そこではいろいろな人たちの好きな食べ物がたくさんならんでいました。世界には女の子が食べたことのないものがたくさんあるとのことです。女の子は家に帰ってお母さんの料理のお手伝いをしました。少し心が楽しくなりました。
食事の後、女の子は一人で犬を散歩につれていきたいと言います。お父さんもお母さんも女の子を一人で外に行かせるのは初めてなので不安になります。
でも、女の子の気持ちをだいじにすることにします。女の子は隣の男の子も「いっしょにおいでよ」と誘って散歩に行きます。なんといっても友だちといっしょは元気がでます。
この絵本では小さな女の子が自分の力で少しずつ不安を乗り越えていくことが描かれています。それには家族が信頼しあっていること(話し合う両親、お父さんは白人でお母さんはちがうようです)、小さなことでも行動すること、その積み重ねが不安を乗り越えていく力になることを伝えています。
シンプルな柔らかい訳文、子どもたちと一緒に読みあいたい絵本です。
 3月のブログに一度紹介しています。このような絵本が日本にはほとんどないので、ぜひ広く紹介したいと私は思いました。
flag6月15日(金)7時からの「絵本の会6月定例会」に、この絵本を編集されたほそえさちよさんを囲んでこの絵本ができるまでのお話をお聞きします。会員以外の方の参加もどうぞ!会費1000円、定員15名です。お申し込みは会留府まで。


2018年5月24日 (木)

黄金りゅうと天女

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「黄金りゅうと天女」
代田昇 文
赤羽末吉 絵
BL出版 本体1400円

沖縄の昔話です。那覇の町にさむらい出身の男と百姓の女がいた。若い二人は知り合って夫婦になりたいとおもったけれど身分の違いでゆるされなかった。二人揃って不思議な夢をみた。その夢に背中をおされるように泊まりの浜に舟があるから、その舟に乗って慶良間に渡り暮らす様にというものだった。天女はそう告げるとぱぁーと消えてしまったという。二人は夢で告げられた様に落ち合って浜で待っていた舟にのった。ゆらりゆられて着いたのは慶良間のはずれの慶留間、そこで二人は懸命に働いた。島の人たちもこの気だての良い夫婦を大切に思い、力をかしてくれた。やがて女の子が生まれ可愛(かなー)と名づけて育てた。この女の子はどこにでもあるお話のように神童、いつものように拝所におまいりしているとどこからか声がして、女の子は天の神子だから大切に育てる様にと告げられる。そして、ある日可愛は私は天にいかなければならないと言い、オタキ山から天に向かって手をひろげると、一頭のりゅうが天からおりてきて、その背に乗った可愛は天に登ってしまった。それからしばらくたって海賊が押し寄せて来た時、りゅうに乗った天女が海賊をおいはらい島を救ったという。けれどやはり可愛=天女は戻ってくることはなく、りゅうがさした青竹のもとにかぐわしいおおゆりがたくさん咲き、時にはそのゆりのなかに天女がみえるという。
 画家の描く黄金りゅうは金色や赤色を押さえ、筆書きのようだ。けれど黄金りゅうの迫力は十分だ。本を広げてみると良い、表と裏表紙一杯に描かれているりゅう、その背に乗っている凛々しい天女、下にはこれもいっぱいに海、そのなかに浮かんでいる島々、ひゅうひゅうとした風の音が聞こえるようだ。ここは日本なのだろうか。いや、琉球王国なのだろう。中国やモンゴルで暮し、戦火のなかの庶民の生活を見て来た画家はどんなおもいでこのお話に絵を描いたのだろうか。この絵本は1974年に出版、しばらく手に入らなかったのだけれど、出版社が変わって復刊した。


2018年5月23日 (水)

やまのかいしゃ

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「やまのかいしゃ」
スズキコージさく
かたやまけん・え
福音館書店 本体1500円

この本が母の友に書かれていたのは知らないけれど、最初架空社からでた時はもっと世の中がのんびりしていたように思う。今の出版はほんとにタイムリーなので、ちょっぴり複雑だ。過労死とか非常勤職員とか非正規雇用とか高プロ問題だとか、それらはみんなそこでつながっている。なんだか忙しく、また、忙しくしていないと怠け者になってるような気分、実際どうしてこんなに働いているのに生活がきびしいのか、と思う。ほげたくんとほいさくくんのようにもう地上は見切りをつけてやまに会社をつくれば良いのだ。でもほげたさん、ほいさくくん山で暮らすのはなかなか大変なのだよ。まず水、それになにもかも自分でつくらなくてはだめ。そして、何よりも健康でなければならない。もう私は失格だなぁ!せめて気分だけでも、山の会社につとめて?山の暮しを堪能しよう。それにしてもこのコンビは最高!

2018年5月22日 (火)

ちょうちょのためにドアをあけよう

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「ちょうちょのためにドアをあけよう」
ルース・クラウス文
モーリス・センダック絵
木坂涼 訳
岩波書店 本体1000円

この絵本に副題をつけるとなると、以前出版されていた「あなはほるものおっつちるとこ」という絵本
Photo_2

ーちいちゃいこどもたちの せつめい(クラウス文 センダック絵 わたなべしげお訳)ーのPART2になるかもしれない。こどもたちの言葉がいきいきと描かれている。センダックの絵がついてたくさんの子どもたちが描かれている。子どもたちの胸のなかには言葉がいっぱいつまっている。<おおごえで うたう うたを ひとつくらい おぼえておくと いいよ ぎゃーって さけびたくなる ひの ために>そうだ!これを私はおとなだけれど憶えておこう!<おやの かおが みてみたいってこと あるよね>あんまりこれは言ってはいけない!<そんなに つかれたって いうなら つかれを ポイって すてちゃえば いいのよ>そうそうそのとおり!こんなふうに子どもの言葉とセンダックの楽しい絵がいっぱい描かれている。センダックの描く子どもたちは表情豊かに踊ったり、うたったり。おもわず笑ってしまう。やっぱり絵本はいいなぁ!楽しい!

«もりのたんじょうびパーティ/サーカスくまさん

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